すべてのおすすめ
夜が燻る
夜が放火する



わるいゆめ
ほんのすこし掠めた
ささくれが毛布にひっかかるような
ひっかかるようなきがして
指を舐める

夜が燻る
夜が放火する


にがい ....
信号待ちをするときは
雨のアスファルトを
濡らす夜の光を
滑るように踏み締める車の連続の
車、車、車の
融合しているかのようなスピードに
巻き込まれないだけの重さの、足 ....
明日
僕は
旅に
出る
遠い
所だ
君の
世界
より
外へ
行く
とき
一度
だけ
振り
返る
から
僕と
目を
合わ
せて
くれ

窓の
一滴

 ....
傷があるんですと
ナポリタンを体中に塗りたくる
血にもならない やけに薄いオレンジ色で
むしろ夕焼けなんですと
ひき肉やパスタを弾いて
トマトソースの部分だけ残す

ミートソースの間違え ....
小さいときの彼は
割と人見知りのほうだったと思います
竹棒の先に白墨挟んでね
線を引きながら道を歩く
不思議とそんな遊びに熱中するような子でした
長々と続いた白線を振り返って
嬉しそうでね ....
午前1時の暗闇の中

部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う

「皆さん ....
死んだ瞬間
私に賞味期限がつくらしい
そんなあなたの価値観に
ついていけません

女の腐ったような男
なんていうけど
私が腐ったって
あなたよりはまし

冷凍しても劣化する
 ....
悪いことは言わないから
今日は村の外に出ない方がいいとおもうよ
とくに今夜みたいな月のない夜にはね
今日はここにいてみんなと
楽しく語り明かさない?
おいしいお酒もあるしさ
暖かな暖炉もね ....
 優雅な衣装を纏ったうそが世界中を行進してる
 人々は笑ってりゃいいとうそが振舞う酒を呑んで酔うしかない

 教会ではカップルが神父のもと今日も華やかにうそを誓う
 街角では選挙カーに乗っ ....
振り回す正義が定期券だった
気付いた後でも
人は昨日の自分を続けて
優しい人は本当を
言わないけれど
間違ってるのか
ただ足りないのか
たまには教えて欲しくなるよ

奥歯
噛み ....
直下型地震がくるんだって。



学校にいたら確実に私は死ぬだろう。
おんぼろ校舎ごと全員死亡だろう。
と NHKでシュミレーションみながらぼんやり。
でもどこかで
いやもしかしたら自 ....
長い階段上りきったその先に
僕のお墓が建った
鹿に蹴られて
冷たくなって死んでいたのさ

僕の亡骸
あの山に眠ってる
迎えにこなくてかまわないよ

小さな舟に乗っていた
潮の香りが ....
夜のしずかなさんごの
いきをひそめる宵闇夜
青ぐろい街の空を
マンタレイが滑空するころ
天体望遠鏡をのぞきこんでいた
ちいさな天文学者は
ベランダで眠りこけて

あのちいさな星 ....
その涙
その歯ぎしり
その震え
向かうはいずこ

こいつを逮捕しろ

箱の中に移るひとかげ
お偉い人が指さすものの
指の一本で
そこは黒に
ソメイヨシノ
はクローンです
と理科の池野先生が言った
そこの桜も
不忍池のも
ポトマック川のほとりのも
同じように咲きます

その花達は
実を成すためではなく
咲くために咲 ....
首を落とした鶏が暴れるのは
別に不思議なことじゃないのに
暖炉が静寂を守っているのは
追いかけられない影があるからだ

その向こうの向こう側にある曲がり角を
右に折れてすぐの
鉄骨だけ組 ....
戦争は終わったのだろうか?
今は風の音しかしない

誰もが色んな言葉を口にして
感情的で緻密な作戦を練って
或るものの為に戦った

羞恥心は捨てて訊きたいことは全て尋ねた
言葉が溢れて ....
紅茶に毒を入れて飲んでみよう
そんなことをずっと考えていたら
いつの間にか法律が変わっていて
紅茶がまったく手に入らなくなった
僕の夢は叶わなくなってしまった
胡麻の実のかたまりを煎じて飲ん ....
犬に筍でぶん殴られて僕は死んだ
そんな馬鹿げた話があるかと思った
そしたらフランス人が200人やってきて
代わる代わる僕を抱かせてくれと言った
そのうちアロエの皮を剥いていた
玉子くさい息を ....
なつが好きなきみ
なつが好きなきみと
コカ・コーラを買って
はるの海に行く




あいにく雨模様で
なみは
テトラポッドを
ひっくり返そうと躍起

 ....
舌先で春を捜している
鳥居に差し込んだ陽光に瞬きを繰り返しながら
カタツムリがミシンの上で踊っている
風に乗った時計の短針を
追いかける人々の手にはハンマー

舌先で春を捜している
電熱 ....
こんなに長いアスファルトを簡単に置き去りにしていく

作ったら大変だろう

ずっと向こう側の真っ暗闇の中の木々たちは何を考えているんだろう

あっちに行ったら恐いけど 車が勝手に進んでくれ ....
だるまさんが転んだんだよ
土産物屋が潰れたその日に
七色の光を放ちながら
きわめてゆっくりとね

それを見ていたバター犬が
マーガリンを舐めすぎて死に
舐められすぎたマーガリンは
全身 ....
朝日が昇る頃
キリンに乗って恵比寿から札幌へ
途中でトラに出会ったので
千鳥に乗って深夜に帰宅

乾いたよ喉
可愛いその涙
流すよ

ビールビール

ルビー
びーだま
キラキ ....
削岩機の中に燃えいずる恋
溢れ出る太陽
ぴかぴかに磨いた靴に
鏡の残像を貼り付けて

急所に
君への手紙
抜け落ちた髪に
あの人への手紙
煎餅布団の硬さに
何度も寝返りを打つ朝だ
 ....
春は別れの季節です
わたしの家は洞窟です
今日のご飯はどんぐりです
カミツキガメに噛まれて
指の先っぽが紫色になりました

役場へはもう行かないの
役場へはもう行かないの
役場へはもう ....
オウムの影に

愛想笑いを


握られた砂は

冷たく虚空


沈黙は耳に聞こえる

誰も知らない


オウムは電池切れ

前から嫌いな鳥だったんだ


充電器 ....
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる

鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
ミッドナイトデスローズに気をつけろ
忌まわしきあの夜 お前が遺したメッセージ
何を言っているのかさっぱりわからないので
家に帰ってからお父さんに聞いてみたら
わからないことがあったからといって ....
その入口をくぐってはいけない、きっと何も保証できることはない
その入口をくぐってはいけない、きっと満足な心境では
こちらに向かって返ってくることは出来ないよ、なぜか
辺りの空気は静謐 ....
鎖骨さんの自由詩おすすめリスト(477)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜が燻る- 杠いうれ自由詩908-4-24
幽霊雨林- A道化自由詩1008-4-23
秘事- 木屋 亞 ...自由詩2*08-4-23
風景に消える心- 狩心自由詩3*08-4-22
熱情- 六九郎自由詩4*08-4-21
@教会- 貴水 水 ...自由詩508-4-20
カニバリズム- RT自由詩3*08-4-15
他者は馬鹿- 六九郎自由詩5*08-4-14
パレード- 山崎 風 ...自由詩208-4-13
奥歯- 自由詩108-4-9
そんな都合のいいことあるわけねーだろ- 因子自由詩3*08-4-7
お墓- udegeuneru自由詩4*08-4-4
マンタレイの夜- mizu K自由詩13*08-4-3
狭く_細く_尖り- FUBAR自由詩7*08-4-2
さくら祭り- AB(な ...自由詩9*08-4-1
鳥居- 士狼(銀)自由詩5*08-3-31
冷戦- sekka自由詩5*08-3-30
内臓がどうにかなってしまった- セガール ...自由詩308-3-28
自動ポルノ- セガール ...自由詩208-3-28
海は雨で荒れている- ホロウ・ ...自由詩3*08-3-23
痙攣する舌先- しめじ自由詩208-3-23
高速道路- ever自由詩108-3-23
プロジェクトDARUMA- セガール ...自由詩208-3-21
喉かわいそうだね脳みそ- tibet自由詩1*08-3-19
ミッション- 狩心自由詩2*08-3-18
本日の業務取扱いは終了DEATH- セガール ...自由詩308-3-18
オウム- Roid自由詩2*08-3-18
軽さへのあこがれ- 佐々宝砂自由詩45+*08-3-18
ミッドナイトデスローズ- セガール ...自由詩308-3-17
すみやかなランチ(服はちゃんと着ている)- ホロウ・ ...自由詩4*08-3-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16