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波に飲み込まれそうになる。

けれど。

イヤホンから聞こえる唄に。

引き止められる。

波は、静かに続く。

唄は、確かに響く。

その間で、目を閉じた。
きらきら
水の粒が
きらきら

きらきら
光の粒が
きらきら

きらきら
お互い
そうじゃないと
わかってしまった

だから
きらきらに
閉じ込めて

きらきら
もう何も言わないで
きらきら
見つめて ....
そらが、

とても広く見えた、とき。

あぁ、やっぱり。

このそらは、あの人のとこまで。

繋がってるんだなって。

ちょっと、希望が持てた。
坂道の下で
夏を深呼吸する

あのひとが
駆け下りてくる気がして
夕方の海は
ひとも去って

見捨てられた波は
静かに静かに音もなく

けれど
夕方の色彩
こんなグラデーション

あたたかな海の水に
想いを溶かして
飛行機雲が消えゆく

夢のように
やさしさのように
小さい頃
ラムネのビー玉は
取れると思っていた

母と行く縁日
たくさんの人混みに
少し怯えて
けれど
ピー、ポンポン、シャラシャラ
音に惹かれて
駆け出した

ー手を離さない ....
風さんの携帯写真+詩おすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
間。- 狠志携帯写真+ ...307-8-31
きらきら- 風音携帯写真+ ...5*07-8-29
空色天井。- 狠志携帯写真+ ...407-8-20
坂道- 風音携帯写真+ ...5*07-8-8
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飛行機雲- 風音携帯写真+ ...3*07-8-6
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