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同じ動きをトレースしながら
白い泡を口から噴き出し
穏やかに波は通り過ぎる
海風に撫でられていつでも
湿気のコートをまとった
重い砂の上を二人は歩く
景色を見ているわけでもなく
 ....
オレは
うまい詩を書くより
うまいごはんが食べられれば
それでいい


オレは
詩に対する対する向上心より
人間性に対する向上心を持つことが出来れば
それでいい
川面のゆるやかな歩みに
目を潤ませるきみを
こらえきれず
背中越しに抱きしめた
輪の中には入ろうともせず
ただ外側から
人々の行列を
心の奥底にあるファインダーを通して
脳裏に刻み付ける
鬼の面を付けて歩く集団は
夕闇の薄暗さに溶け込んで
浮き上がって空中遊 ....
殿上 童さんの寒雪さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
足跡- 寒雪自由詩310-11-23
芸術紙上主義- 寒雪自由詩510-11-1
恋しくて- 寒雪自由詩210-10-16
脳内ドキュメンタリー- 寒雪自由詩210-8-7

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