すべてのおすすめ
僕に守るべきものは何もない
潰れた喫茶店の前を通り過ぎる
そして 西海岸を 目指していた
瞼の中に 過去の自分を探していた
僕は書いていた 詩を
僕は有り金を無くした
できるこ ....
部屋に閉じこもっていた
失業して まだ 間もないころのこと
理性を失えば人間なんてこうなるのは目に見えていた
思い描いた生活を だけど 送れてはいなかった
目が冴えて眠れなかったのだ ....
今日も風に吹かれながら歩いていく
思うことが人に伝わったならと思っている、
流行がやってきては過ぎていくこの街で、
どこに向かうというわけでもない
毎日のように牛丼を胃に流し込む生活だ ....
信号がひっきりなしに変わっている渋谷の交差点。人が我を忘れたように通りを過ぎていくのが見えた。スターバックスは、足の踏み場もないくらいに混み合っていた。誰かの結婚式から帰ってきたような身なりの人た ....
詩を書いた
日々は 虚しすぎた
この金で北へ行くことが出来たなら
埃がかった 電車で
夢中になれることはないとわかっていた
もう 僕は
失業したかった
歌うこと以外の行為から ....
何だか
疲れたから
働くのはやめにしようと思う
その方が 良い
詩を書いて
誰かに見せびらかして
生きていこう
新宿で
そしてまた
夜が明ける
僕は インドへの ....
時計は午前1時
もう駄目かも知れなかった
この仕事は 僕を
苦しめるだけ
遠くに稼働する
工場の光
この生き方を選んだ
僕がいた
失うことが いつも僕には正しかった気がする
手に入れるものは 光に似て 滑稽だ
何故だろう 僕には そんな気がした
例えばフォーラムでつけられるポイントは
金銭には換えられない事と似て無意味に ....
川面を見つめていた
この色彩の中にいる魚の姿を思い浮かべていた
風が吹いた
夜が来るまでの時はまだあるのかもしれない
今の仕事は 続かない
だけど やめはしなくても
他の仕事は ....
詩を 書いていた
本当だった
目の前に 広がっていた
ちぐはぐな思いが
とぎれとぎれの
草むらの向こうに見えた それは
私自身の 感覚なのだった
インドから来た 一隻のタンカーが 岸壁の前に泊まっていた…
だけど海は それを知るにはあまりにも広すぎた…
私の好きだったことは 一体 本当は なんだったのだろう
季節は 流れていく
そし ....
ベランダで裸になったまま
何もすることのない私は なんとなく今日はいい気分だった
このまま死んでもいいと思った
そうして いつまでも 私は流れる風に吹かれているようだった
ぼん ....
車の中で弁当を食べた
月曜日
そうすることが好きだった
女の間で染みつけられたような
いつのまにか 染みついたような 生活
人は何を探して見たことのない世界をさまようのだろう
....
私の言葉
誰のものでもない
自分のものでもない
何者でもないという、叫び
あまり覚えていない友達のことなど、私はいつも忘れた。私は自由でいたかったし、時の流れをいつも感じていたかった。単純肉体労働など、嫌気が差してやる気などおこらなかった。それだけは私が私であることの選 ....
泥の水しぶきが見えた
遠くで 鴨が日差しと戯れていた
私は持っていたはずの金を無くし
憧れていた 遠い故郷の アメリカへの思いを馳せるばかりだ
今日することは もう 無くした
こ ....
今日も夢を見た
遠い世界の向こう側に 私は立っていた
あれは 何だったのだろう
俺は偽善者だったのだろうか
布団をかぶって 震えていた
そこは母親の胎内だったみたいに思えた
夢 ....
期待できそうなバンドの数がめっきり減っている。少なくともロックを趣向したバンドが出てこなくては、チャート自体がはっきりしないものだ。近頃面白いものが無くなった。漫画も、哲学を訴える作品の数が少な過 ....
誰もいない街で語るべきものなどあまり見あたらない。川に身を投げたいと思った。代わりに、持っていた新聞紙を放り投げた。コイが食べるのかもしれないと思った。そして夢を見た。持っていた笛を吹いた。誰も仕事な ....
何も知らない思いでいると
理解すること自体がないままに満ちている
知識はいつも満たされているが
信じていたのは一体どんなことだったのか
たぶん 私は 何も考えていなかった
そこで 何も言 ....
特に何も意図していない時に訪れる 色々な物事
今回の災害のような出来事を 人はいつも 考えられない
パチンコ屋に入る時の気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 見ている何もかもが
....
意図していない時に訪れる
今回の災害のような事を 私はいつも考えられない それは
気分のようなものなのか
しかし つまらなく思える 何もかもが
理解していない音楽を
人前で大声を出して語 ....
自分自身であることが
いつも 意味などないのなら
私はどこかに逃げだしたい
だけど 立ちつくした 私は
きっと この思いも 私の手には持っていない
これは 夢のどこかなのだろうか ....
私は物体だ
鋼鉄となった 私は
この体のない私自身を考えさせられた
でも ああ だけど 人間は嫌いだ
私はいる 夢見ながら
どこかであるそこで
私は生まれたのではない 一本であ ....
誰もいないのなら
いつも扉の鍵をかけておけばいい
そして 疲れた
私は夢をそこで見ていた
いつも 何なのだろうと 考えながら
そこにまた 見えた
夢が一つ 辺りに散らばった
....
私は部屋の中に何もなかった
人のいない景色を出て行った そうして
不確かな夢の中に落ちていった
何もない 絵の中を 誰かと 私は歩いていった
つまらないイメージを 夢の中で 書き進 ....
きっと風だけが流れていた
プールの彼方に
遠い空の向こう側に
多くのものは そこに 見えなかった
見ることができたのは
寂しさのようなものだけ
私は 夢だけを 思い浮かべていた
きっ ....
古新聞を 枕にしていた
全て 人間として行く場所は 決められているのだ
ああ たぶん 人間というものは幸せにはなれないだろう
群衆をなして女子高生が脇を通り過ぎていく
なんとなく そこ ....
私は凝視していた
見つめていた 川を 流れの中で
だけど いつも時はそうではないことを望んだのだ
取り巻いていた 街だけが
いつのことだったろう
少なかった 得たものばかりが
失った ....
白い鏡の前で
いつも未来の自分を思い描いていた
タバコを 白く くわえた 私は
笑顔を 少しだけ押し殺しながら
時の長い流れの中で
新しい季節の訪れを 私は待ちわびていた
そし ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9