ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける
20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ
空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう
....
漆黒の派手な呪文を唱えたらポップコーンは胸にぽろぽろ
あかきいろきみどりみどりあおぐんじょうお目目ぱちくりコズミックガール
遊園地ポケットティッシュピンク色ガールスカウト整 ....
眠たくて思考回路がぐにゃぐにゃとマーヴル模様に溶けてゆく午後
コウモリが戯れている春の宵ゴーストたちと花見してます
黒い文字無数に踊るタンバリン片手に踊れ闇の俳人
携帯の ....
だれも起きていないリビング
ガラス戸の光
外の空気
となりの墓地から
鉦の音が聞こえてきます
いぬがしんで
しずかです
百科事典をひらきます
わたしもいつ ....
いつまでもそうやってそこにいなさいかみさまとみんなはあなたを呼んでいるけど
まだ誰も知らない土地でひっそりと虹の種など埋める秋の夜
悪だくみしてもいいけどもう二度と砂のお城は作れな ....
先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。
ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない
触れてとは言わない言えないでも触れな ....
C2のボトルが夜の始まりでダストボックスに蝉の抜け殻
「きょうだけはけものにさせて」「けものならすききらいなどないはずなのに」
まっしろなシーツの上の波が凪ぐ 引き攣る指が津波 ....
歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで
売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる
今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける
明日の朝、起きら ....
三分でラーメン喰って破滅してドンブリもろとも叩き割る街
朝の椅子 朝の冷たい君の耳朶 朝の冷たいコーンフレイク
初七日の間口五尺の半なまの太郎次郎のひきにくの花
ひだまりの 庭で ....
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