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トヨタのワゴンに乗って
ネトウヨの車にのって
おれは回転寿司へむかう
雪はころげつつ
ワイパーにそってふっとぶ
おれは結晶を見るのをやめて
プラスチックボードの
ポリエステルの埃と
フ ....
**はじめに**
女川に行ったのは今年の2月頭。
別に知り合いがいるわけでもなく、女川に行くのが目的というよりは石巻線に乗ること自体が
目的の旅だったので、大して女川に興味があるわけでもなく、日 ....
単純な足し算もできないのか、と言われることは多い。まぁすくなくとも
小学生のころからずっと算数は苦手だったし、ある程度克服したなと思える
現在であれ十数たす十数の計算を即決で間違えない人間に比較す ....
いくつかの災厄のなかで
わたしは書机の下で頭をかかえておびえ
くらやみのなかで
あらゆる醜態をさらした
偽善と臆病とともに怒りを
蛙と虻のあと
彼らは過ぎ去ったように思えた
瓶につめられ ....
すかすかで
ふっとんだ、ヨタ
しょっぱい木霊がかえる空気より
真空の宇宙のほうがいい
なにもかにもが
ちりぢりと
ぶちまけられて
なんにもどれも
だれもかれも
ひとつたりとも帰ってこ ....
父さん、殴れ
瓶がばかばか落ちている
どろっとした内容物は
ふくらんでいる
覗き込んでは
ぱんと破裂する
太鼓をたたく
父さん、殴れ
棒がぼろぼろ落ちている
虫がたくさん食っている
 ....
今日が終わった。
果して収拾がつくか
はなはだ疑問だった
10ダースの艱難辛苦のうち
7ダース半を片付け
2ダース半を明日に残し
おつかれさま
のあいさつのもと
くそったれと表現すべき ....
ジェニ、ジェニ
気楽へ行こうよ
ちっこい僕の車に乗ってさ、
すなはまへ
ゆっくり行こうよ
塩の柱をながめながら
ほら
かわいた気分が
アメリカまで続いている
そこにあるのがどうしてな ....
茶屋に入って
煎茶をすすりながら
巨大な水圧

あぁ
とため息をつくと
どどどどと落ちていく

やあばんつぁん
どっからきたの
山形か。近いね
雨とともにぼくたちははげしくなった
ルルルとラララを細いこえで
掻き消せるようにうたいつづけ
うちがわからやってくる爆発の
衝撃にたえられるように
にぎりしめながら
よりそっていようとした ....
生きてゐるッて何ンだらう
活きるへと繋がる道(未知)
喰らッても喰らッても
出しては生まれて
死ヌ
死ぬんだよナァ

ああ
太陽はあたたかく
水はつめたいナァ
天にのぼり
降って ....
俺はマイナスイオンを浴びようと思った
おだやかに泳ぐブルーギルたちを眺めながら
支流にある光明の滝をめざし
七北田川を自転車でさかのぼった。
野村で湯葉専門店の看板を見つけ
自転車から降りて ....
仙台には、あるキリスト教の一派が本拠地を置いている。よく国道沿いを
車で走っていると、黒地に黄字の、"神を畏れよ"などの聖書のフレーズが
書いてある看板を見かけるとおもうが、あ ....
生きたことについて
様様な言い訳を用意するときに
奴らは言ってみろと嘲笑う
おれはにらみつけながらどれだけの大音響で
耳をつぶしてやろうかと画策する
嫌悪と失望という共通項で互いに団結して
 ....
ぼくは没落しよう
三角錐にきみをうつそう
頂点からわらいかける運動は
ひろがりかけては相殺されてゆく
そしてきみの弾力が
つきささるだけだというのならば
ぼくは止まりきっていて
ほんとう ....
肌の繊維は黍ほどに荒い
かの女の
黒味がかった糖蜜に
ぷんとかおるのは汗だけでなく
ぼくをからかう意思だとか
淫蕩にみちた態度だとか
何しろ ここはゆるい斜面だ

相変わらずの屠殺と
 ....
天道おおいにすたれ
邪説がおこったので
すめらみことをひっさげ
攘夷しようとした

げになかよしは恐ろしや
にくしみくるしみをちりぢりにし
呉越同舟のこころにならい
巧言令色できみとか ....
今年も一人のクリスマス
だが、俺はさびしくなんかない
ジェームスブラウンの
クリスマスアルバムを聞いているからさ

こいつはすさまじくゴキゲンで
ヤツのステップを一字一句
間違えることな ....
俺は自分の世界すら
滅亡させることができない
大火を愉楽することもない
消防署も火消しもあり
ポンプ車があり
どこで火事が起きているか
俺は解っているのだから
三秒で駆けつけて消し去る
 ....
俺がダライラマに会う日
澄み切った空の向こうから遠鳴りが聞こえる
ビリヤード状に突かれた宇宙天体から膿がこぼれた
それは細菌ではなく原子力だった
放射能のかなたに
あらゆる透過された事柄が
 ....
枝がしなって揺れ
扇状地になった
川が日本海に向かって走り
人が住み、田畑を耕し
町をつくった
神はこれを最上置賜地方と呼ばれた

オナンの裔はここに住んだ
漏らしたものが土にへばりつ ....
雨のけむりがからだをぬらし
その刹那の一滴一瞬
服の埃が舞い上がり
微細な雲母のわずかな浮上と
急激な沈下がおこる

ひとつひとつの粒子たちは
街灯のかがやき
店の明かりをすいとり
 ....
あおばさんの構造さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネトウヨの車にのって- 構造自由詩314-3-27
女川旅行記2011.2.2- 構造散文(批評 ...311-6-5
線路を歩く- 構造散文(批評 ...1511-3-27
形骸- 構造自由詩811-3-21
ふっとんだ、ヨタ- 構造自由詩609-2-6
父さん、殴れ- 構造自由詩609-1-27
TODAY- 構造自由詩409-1-13
ジェニジェニ- 構造自由詩1308-11-28
秋保大滝- 構造自由詩208-8-10
雨とともにぼくたちは- 構造自由詩607-7-31
生きてゐるって何ンだらう- 構造自由詩407-7-14
光明の滝- 構造自由詩507-6-17
希望と絶望あるいは孔子曰く巧言令色仁希し- 構造散文(批評 ...607-5-29
履歴書- 構造自由詩707-5-26
_- 構造自由詩707-4-16
黒い唐黍女- 構造自由詩207-4-4
尊王攘夷のうた- 構造自由詩307-3-2
James_Brown's_Funky_Christmas- 構造自由詩1206-12-23
烈士国賊の首- 構造自由詩206-12-9
俺がダライラマに会う日- 構造自由詩606-12-5
オナンの裔- 構造自由詩306-12-4
きらら- 構造自由詩406-12-3

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