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夕方のラッシュに逆ろうて
工業地区行く電車に乗る

降りた駅ですれ違う人たちに
ご安全に 言うて
構内に入っていく
いつもの事や
ほら若い連中がまたはみ出して歩いてきよる
ご ....
ほんとにひつようなことは
みんなおんなじで、

{引用=リン脂質でできた膜でつつまれた細胞で
遺伝物質DNAによって、自己を複製し
環境からの刺激には応答する
環境からエネルギー物質 ....

あんまり得意やないんやけど
て とむ がゆうて
しゃあないなぁ
て じむ が
箸をのばしてきよる
なにが 違たんやろ
せやなく
なんで変わらへんのかったんやろ
誰かの思い ....
地図を眺めても
地球儀を回しても
西方のかなたにそんな国はない
少しは知っている
今そこにどんな国があって
違う幸せを望んでいること
少しはわかっている判っている
それでも
風がふ ....
つながらない

   つながらない

      つながらない

きこえない    つながらない

   きこえない

      きこえない

とどかない    きこえな ....
帰らなきゃ
と君が言う


また
何もないところから始める


まだ
何もなく
すべてにつながっていた
明日に帰ってゆく


私も
帰らなきゃ


また
君に会う ....
このからだのなかに
ながれているものが

うそ

にならないように
てをあわせます
気がついてみると
あの頃にようには心や脳が
動かなくなった
のか
とかなんとか
そんなことはないはずで
身体と心のあちこちがゆるんで
ちょっとやそっとしたことなんかで
胸が高鳴り
 ....
{引用=過去の寄せ集めですが、明日からのために}


手の振りかた


{引用=賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく

白い手袋を振るみなさん
頑張ってください

 ....
 
今にも泣きそうに揺れた瞳だけを
この馬鹿は覚えていて

久しぶり
の言葉も
かけられない間に
あの日よりずっときれいな君が微笑む
ので
今まで覚えていた君の笑顔が 
この胸 ....
くうきのように

     くるくるまわる



くもならかぜにふかれてく

るーるそのままうけいれる

くるしいみちはさけていく

るろうのたびはおそれて ....
それから
すべての君の中から僕のすべてがいなくなってしまえばいい

それから
ふつうになにげに生きてゆく

それから
今日はやたらと月がきれいに見える
とかは気のせいで
ふつうに ....
  

それから

その絵本の背表紙はすっかり
すりきれてしまって

そんなことではなくても
胸にかかえて
ときどき泣いてしまいたくなる

くるくるまわっている
のは
だれだ ....
  

その
かんざしから
ふとももから
くしゅから
つけまから

れいざーびーむ


やえば

えくぼ
から

れいざーびーむ



うなじ

けんこ ....
無理矢理
脱ごうとしたら壊れた
泣きたいけど
自分が雌だか雄だか誰だか
どっちでもいいような気がした


あ、そう

抜け殻
っていい響きだよね

とか言いながら
かけらを集 ....
朝届いた
君の事を告げる手紙が
消えた

ノックはしなかった
答えもなかった

いつまでも

何もないという思い出だけが
残った





{引用=即興ゴルコン ....
だから
さよなら

君に会えてよかった


だから
さよなら

もうすぐ冬の鳥も来る



だから
さよなら

だから
さよなら


もうすぐ冬の鳥も来 ....
ふと足を止めるとき
ふりかえるとき
百日紅が見えるでしょう
そしたら


笑って帰って来なさい
泣いて帰って来なさい

喜んで帰って来なさい
怒って帰って来なさい

花を抱 ....
今日もそれなりに
がんばりました

ちょっと褒められると
おーばーわーくしちゃいます

でも褒めてください

ちょっと熱っぽいままでいられたなら
幸せなんです



 ....
スダジイの

樹の下眠る麦藁帽子

木漏れ日も

星影も


(幼い僕が初めて命を感じて
 泣いた絵 のような)



{引用=即興ゴルコンダより}
どうしようなく
遠くなってしまった

と思っていたのは気のせいで


僕は簡単に
うつむいてしまった

葉擦れの音、踏切の音、雨の降り始めのにおい


何ひとつ同じものはなく
 ....
こんなことでもなければ
何もこんな時季に帰っては来ない
間に合ったのか間に合ってないのか
話もそれほどしていなかった親戚中が集まって
おじいは三十一だった
その倍以上も時を待って
あたりま ....
来ない

夢の中のお話


*

大工の父親と過保護な母親のもとで
昭和のもやしっことして育ち
筋骨隆々な親父とくらべ
まるでビッケのような様子で
いや ビッケから勇気と ....
わすれもの
わすれたままに
しておくことば

ときどき きれて
おもいだす


{引用=即興ゴルコンダより(改題)}
  

ザリガニ採りに
のぼる坂道
夕日寺公園
一番きれいな
夕焼色の真っ赤ちん
採って帰るから
トンボと一緒に待ってて
幼い頃で
待っていて

いつか僕も
と思っていた
 ....
  

かゆい
ボタンがある
誰が押すんだと昨日まで思っていたのだが
すこしだけでも忘れさせてくれるのなら
かゆくてもいいかと思う
今は そう思う

それなら
その横のボタンのほう ....
祭り囃子の遠のくように
とてもやさしい風吹いた

私たちの生まれたところ
とうさんの夢のところ
おかあさんの笑顔のところ
今年も同じように

線香花火の
蚊取り線香の
はじめての灯 ....
  

二番煎じのお茶が
案外おいしかった とか
立会川からの車窓に
富士山が見えた とか

そういうことで
日々が過ぎてゆけば
あのひとも
泣かずにすんだのかな

ときどき
 ....
朝から
ひぐらしの声が聞こえてきて
やっぱり
帰りたい って
思った


そんな日でも
快速電車は
あの頃のアパートを
速度を上げながら
通り過ぎる


耳を澄ませば
 ....
  

水辺のイカロスは
梅雨の数日しか舞うことはない
ただ静かに光りもせずにじっとしていれば
もう少し
例えば
今でも草陰で静かに呼吸をしている
のかもしれない


小惑星にま ....
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