すべてのおすすめ
少し大きな動物が
足元に横たわってる
景色にあるどの線にも
斜めになって
昨日からの続きのように
滑らかな呼吸をしている
その鼻先から
しばらく行ったところを
とうがらし売りの少女が
 ....
「序詞」

ゆりかごの中で
小さな戦があった

理不尽な理由とプラントが
長い海岸線を覆いつくした

けたたましくサイレンが鳴り響き

その海から人は
眠りにつくだろう
 
 ....
 
バスに乗る
名前だけが剥がれていく
何かの間違い、というより
むしろ略式でも正しいことであるかのように
良かった、わたしたちは
バスに乗られることがなくて

席に座り
バスの一番 ....
 
 
玄関に傘が一本
ギロチンのように
あった
昔こんなもので
人が酷い目にあったのだ
と信じられないくらいに
静かな朝だった
やがて傘は
扉を開けると
仕事机のような格好にな ....
 
 
水底に
動物園はあった
かつての
檻や
岩山を
そのままにして
いくつかの動物の名は
まだ読めたけれど
散り散りの記憶のように
意味を残してなかった
あなたは月に一度の ....
日向夕美さんのたもつさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少し大きな動物- たもつ自由詩907-10-23
詩群「その海から」(01〜10)- たもつ自由詩31*07-7-17
ひきつづき- たもつ自由詩1807-7-12
パラソル- たもつ自由詩907-7-11
動物園- たもつ自由詩2907-7-9

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する