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海へ倒れる曇を見ている
曇から生まれる鳥を見ている
降りそそぐかけらと水の柱と
波をついばむ音を見ている


道の上の羽と屍肉
夜になる曇
夜になる曇
羽と共に降りる曇
 ....
双つの雨音を右目にもどし
煙を数えて夜は明ける
みな何かをすぎてゆく
みな何かを置いてゆく


欠けた娘を肩にのせる
鏡の向きがいつもと違う
欠けた娘を肩にのせる


 ....
すれちがいたち
ひびきたち
ある日ふたたび
はじまるものたち


雨のなかの火
海辺の火
生きものに囲まれ
朝の霧を燃す


髪の毛から見える
耳の応え
ひらい ....
碧に緑で描かれた円が
四羽の鳥となって飛びたつ
地には器と光が残され
祝いの言葉に響きつづける


泣いてはめざめ
泣いてはめざめ
水をほしがる子の手を握り
しずくの径に消え ....
小さな影に
小さな水が触れ
小さな手のひらのかたちとなり
雨の木陰に結ばれてゆく


風を後ろに
花はひらく
ひろく けむる
ひとつ ゆれる


野に落ちる光
川に立 ....
目をつむり
まだらを見るとき
まだらは過ぎ
新たなまだら
影は降り
新たなまだら


かたち 模様 紋章
思うままに
思う部位に現われ
現われ止まない
重なりを
 ....
日向夕美さんの木立 悟さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水応記- 木立 悟自由詩707-12-16
降り来る言葉_XXXI- 木立 悟自由詩607-7-24
みどり_よびこ_Ⅱ- 木立 悟自由詩807-7-17
つばさいす- 木立 悟自由詩1407-7-10
緑と金_Ⅱ- 木立 悟自由詩1307-6-7
こだま_つらなり- 木立 悟自由詩507-5-24

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