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わがゆく海
わがゆくかたは、月明りさし入るなべに、
さはら木は腕(かいな)だるげに伏し沈み、
赤目柏(あかめがしわ)はしのび音に葉ぞ泣きそぼち、
石楠花(しゃくなげ)は息づく深 ....
Chanson d'automne
Paul Verlaine
Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessen ....
鉄道唱歌の旅 東海道編(http://www.youtube.com/watch?v=ea_76MOZ6vg)
「新体詩抄」「於母影」そして「島崎藤村」の若菜集の上梓と、明治15年か ....
「新体詩抄」(明治15年)の序文は日本伝統の和歌や俳句からはなれ、平俗な日常語による自由詩への道をひらく契機をはらんでいたが、その実作は七五調中心の文語定型詩であった。それも作品の完成度からいうと、 ....
詩人は実のところ職業ではない。農民が作物を売って生活費を得るように、労働者が労力の対価に賃金を稼ぐように、詩を売って生活するわけではない。そんな人間は少なくとも私の周囲にはいない。どこかにいるのかも ....
☆立原道造「さびしき野辺」の場合
いま だれかが 私に
花の名を ささやいて行った
私の耳に 風が それを告げた
追憶の日のように
いま だれかが しづかに
身をお ....
☆小山正孝「倒さの草」の場合
草むらに私たちは沈んだ
草たちは城壁のやうに私たちをくるんだ
倒さの草たちのそこの空に白い雲が浮んでゐる
青ざめたほほと細いあなたの髪の毛と
草 ....
☆佐藤惣之助「燃ゆる町」の場合
この作品は彼の第2詩集「狂へる歌」のなかの1篇です。
見よ、冬の強い夜明けを
彼女はとび起きた
これが出だしの2行。「 ....
☆村野四郎「体操詩集」の場合
次の詩を読み設問に答えなさい。
花のように雲たちの衣裳がひらく/水の反射が/あなたの裸体に縞をつける/あなたは遂に飛びだした/筋肉の翅で/日 ....
☆黒田三郎「逃亡者」の場合
黒田三郎といえば詩集「ひとりの女に」(1954年刊)であるらしく、はやくも60年代のはじめには「戦後詩人の恋愛詩のなかで古典的な位置を占める」(大岡 ....