夏になると
土の倉庫から
たくさんの野菜を運び出し
ざるの中へと入れてゆく
気をつけていないと
すぐにいっぱいになる
山の水道で洗い流し
地下の水道で冷やす
この星の夏は
宇宙の台所 ....
夏の夜空はアンタレス 赤く輝いてる
思い出すのは あんたです さそり座の一等星

浴衣姿のべっぴんさんが金魚バチを眺めてる
部屋の隅では黒猫が泳ぐ金魚を狙 ....
ちいさな定規で世界を測る
一ミリよりも
さらにミクロな世界があることに
普段ほったらかしていた
ものがあることに
僕をみていたものが
あることに
ちいさな定規は
うなずいて
そっと教 ....
“赤ん坊のように
手をグーにしたら
幸せはやってくるの?”

なんて考えてみたけれど
実は
わたしたちは
まだ、赤ん坊にも
満たない

無垢な気持ちは
いつでも忘れない
死ぬこ ....
風は吹くだけではなく
時には歌い
時には光る
風は夢を見させてくれる

水も流れるだけではなく
時には跳ね
時には踊る
水も夢を描かせてくれる

雲も浮いているだけではなく
時に ....
過去も未来も含めて 最高に美味しい"どら焼き"が作れたら、

きっと ドラえもんさんに会えると信じてやす。


ドラえもんさんに自分の作った"どら焼き&quot ....
ほとんど静かになった学食で
友人三人で
明日はピクニックに出かけよう
そんな話になった
大学から駅まで行く途中
夕焼けが綺麗だった

次の日は
朝から大粒の雨が降っていた
「どうする ....
おばあちゃんが
はにかんだら
とても可愛い

面映ゆいは
顔映ゆいで
可愛いって
そこからきてるんだって

恥ずかしそうにする姿は
いつになっても
乙女の輝き

(キラリン、 ....
きっといまがしあわせだから

しあわせに気づかない


更なるしあわせを求めて、

ひとは泣いた


.
地下の文献資料室
あなたひとりがそこにいた

僕はあなたがいたからこそ
慎重な顔してうろうろしてた
あなたがいなけりゃあんな場所
すぐにも出て行きましたとも

地下の苦しい空気など
 ....
朝起きて冷蔵庫を開けたら
祖母が入っていた

さみくてさみくてなんだかも
生ぎてぐのがいやんなっちま
なんて言うので
そんなに寒いのなら
もう死んでしまったっていいんじゃない
と思った ....
朝起きると、
夫の蟹を食べる。
水のきれいな土地で生まれ育った夫の蟹は、
沢蟹に似た味がして、
なかなかの珍味である。
蟹は大抵、
夫が寝ている間に、
湧 ....
白詰草の花冠
年上のお姉さんに教わった
作り方
今でも覚えている

手に草の露を付けながら
夢中で編む
その姿は
小さな花嫁のようで

強く生きるその花は
だけど、優しく微笑みか ....
来る日も来る日も
こうやって
涙さえでるのを忘れて

来る日も来る日も
こうやって
焦燥を{ルビ抱=だ}く他仕方ない

去る日を何時も
忘れてしまって
うつくし日々は嗚呼何処

 ....
手にしたペンが
ここを握れと言っている
真っ白い紙が
これを書けと騒いでいる
すべての物が語りだす
物と心は離れない
物にも目や口や耳がある
その魂を描くとき
それは物語となる
物は ....
少女を演じてるんです ホントは悪女なんです
男はみんなそうです これを好んでるんです

  シイナリンゴを聞いてます 毎晩独りで聞いてます
  だけど あの人の前では ドリカムばかり唄ってます ....
「未来ってね、

絶対明るいと思うんだ」

そう、キミに伝えられたボクは

今、とっても幸せだよ。
出来るだけ
あとを残さないで
この時間の流れの中に自分をゆだねて
明日で消えるようなあとなら
ただ一時の気まぐれの独占欲なら
この肌に何も残さないで

触れるのさえ怖い
そんな臆病なら ....
生まれて
しまった後ならば、
二度と
生まれて
いけないだろうかと、
ひとりごとだけ
生んでみる


いくつになっても
守られるから、
さびしさは
無くならない

幼なじみ ....
寂しい夜には

君の好きな曲を聴く

すると 思い出すんだ


必ず 君がそばにいて

必ず 一緒に笑い合って

必ず まだ見たことのない

地平線の先について 語り合う
 ....
夏祭り 寄り添うふたりで 誓い合う 永遠、、、
そんなこと 夢に描いてた 憧れを 胸に抱いてた

   瞼に焼き付いた 君の笑顔は セピア色に見え ....
自分の中にある
忘れてしまっていた
言葉のアルバムを
ふと開いてみる

何でもなかったことを
こんな言葉で表したのかと
苦笑いしながらも
あのときの自分には
その言葉が似合っていた
 ....
三丁目のタバコ屋さんの向かいの家に
春のはじめに女の子が遊びに来ました

少女はギターを抱えて 切なく響く歌声で
僕を幻想の世界へ つれていきます

三丁目のタバコ屋さんの向かいの家で
 ....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた言葉たちが
静かに眠る

昨日一番生きた言葉は
土の道だった
でこぼことした
それでいて不安定な小石の上を
靴底に刺さるかのような痛み ....
ちんぷんかんぷんの糸が
くちびるの前でもつれて
おかしなことになっている

ちんぷんかんぷんと
口に出して言えば言うほど
糸はもつれていく

ちんぷんかんぷんは
もつれた糸だ
小魚 ....
はじめて
こころのなかに
さいた
たんぽぽのはな

かぜにからだを
ばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように

たびにでるたび
 ....
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ

例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
赤いクレヨンを食べたあの娘は
頭から爪の先まで
真っ赤になった

私は彼女の似顔絵を描いていたので
真っ赤になった彼女を
真っ赤に塗らなければならなかった

ちょうど赤色が ....
部活に疲れた放課後。
少し重く感じる鞄を左肩にかける。
ペットボトルのお茶で、からからに渇いた喉を潤すと、
いつもと違う道を歩いてみた。

最初に感じたのは、放課後になると、夏の匂いがするよ ....
君に会ったら言おうと思ってた
言葉がたくさんあったのに
なんでかなぁ
こうやって目の前にすると
一言も出てこないや
汚い戯れ言や
愛の賛美歌や
気の利いた言い訳や
原稿用紙30枚分ぐら ....
麻生ゆりさんのおすすめリスト(185)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宇宙の台所- ぽえむ君自由詩8*07-5-27
夏の幻- 北大路京 ...自由詩20*07-5-27
定規- 乱太郎自由詩15*07-5-26
赤ん坊- 小原あき自由詩21*07-5-26
風の声が聞こえる- ぽえむ君自由詩10*07-5-26
超一流の"どら焼き"職人- 北大路京 ...未詩・独白8*07-5-25
雨の日ピクニック- ぽえむ君自由詩12*07-5-25
面映ゆい- 小原あき自由詩16*07-5-25
中に入りたいと望み_中に居れば形が見えなくて- ちいさな ...自由詩207-5-25
恥を書く- 蔦谷たつ ...自由詩2*07-5-24
悩ましい朝- 吉田ぐん ...自由詩35+07-5-24
「_蟹。_」- PULL.自由詩19+*07-5-24
花冠- 小原あき自由詩19*07-5-24
朝日(毎日が殺される前に)- 蔦谷たつ ...自由詩12*07-5-24
物は語る- ぽえむ君自由詩10*07-5-23
だろ?- 北大路京 ...自由詩10*07-5-23
未来- 來稚自由詩3*07-5-22
残り香- 暗闇れも ...自由詩507-5-22
生まれてみたい- 千波 一 ...自由詩17*07-5-22
幻想- 森下 流 ...自由詩6*07-5-21
セピア色の笑顔- 北大路京 ...自由詩14*07-5-21
言葉のアルバム- ぽえむ君自由詩18*07-5-21
三丁目の歌姫- 北大路京 ...自由詩8*07-5-20
言葉の暦(No.003)- ぽえむ君自由詩9*07-5-20
ちんぷんかんぷん- けんご自由詩3*07-5-19
飛翔する種___(Ver.2007)- たりぽん ...自由詩12*07-5-19
それでも地球はまわり続ける- 快晴自由詩9*07-5-19
赤いクレヨン- なかがわ ...自由詩4*07-5-19
帰り道。- 愛心自由詩3*07-5-18
秘密- イヴ自由詩307-5-18

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