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詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる

たとえば 早朝の ....
酒がキレた俺とアンちゃんは
「大きな砂浜のある」駅にあてもなく降りる
行商のオッさんはしゃべり好きで
列車の走るあいだ ずっと
ハマグリが夢をみる話とか
食べられる星を手に入れた話とか
 ....
規則的にしずかに眠らないモーターが
半音階だけその声をあげて
いつの日か再び息づきはじめる時
スキャナーは熊のように鼻をひくつかせ
カウンターは目盛りをゆるやかに揺らし
サーモスタットが ....
おいしいおいしい鱈の目
ほじくりかえす おしたしにするといいんだ
てんぷらもぜっぴんだね 鱈の目
先っぽだけまあるくつまんでみる
まえばでやさしくねぶってみるよ
鱈の目 酢みそであえよか ....
風のなかに
釣り糸を垂らしている
それはおぼろげとなってしまった古い
記憶をせめて呼び醒ますよすがではなく
かなしい決意でも無邪気な思いつきでも
その日の飢えをしのぐための
投げやりな衝 ....
(おとなりのワンちゃんは犬次郎といって
 生れたときから
 ネコとばかり暮らしてきたので
 自分がネコだとかたく信じています
 イヌがやって来ようものなら別の動物ということで
 ワンワン ....
今田コボさんの角田寿星さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)- 角田寿星自由詩16*07-5-28
砂浜に絵を描く(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩707-5-18
春の記憶- 角田寿星自由詩1807-4-25
鱈の目- 角田寿星自由詩5*07-4-20
風を釣る- 角田寿星自由詩19*07-4-16
ピグモン(怪獣詩集)- 角田寿星自由詩8*04-9-12

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