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鉛筆の一側面の上半分が
白く光を反射している
右目で見たときと左目で見たときでは
白い光の領域が違う
僕は透明な手を鉛筆へと伸ばすが
途中で疲れて手は霧消する
鉛筆が置かれてあることと
....
くびする糸者
冷れみて 児
かなさり住に
おへよっておへよって
らびが爺ね
東北新幹線の空洞を貫く抒情性を少しも吸収することが ....
2
親しい輪というものに対する
石ころを眺めるように眺めていた
たまには色を塗ってみたり
だが僕はバイトをやめようとしていた
バイトは心地よい坂のようなもので
そしてその旨を塾長に ....
目覚めのとき、夢の表象が、広がり続け硬さを増す内部へと吸収されるとき、あらゆる色を超えた色をした薄片に、「犬」がそっと重ね合わされる。押し寄せてくる覚醒の光や事物、そして世界に対抗して、私は「犬」の重 ....