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行ったことはたぶんない
空のうえならあるかも知れない
かわいたゆたかな光
人間と同質な植物たちの陰
テキサス
テキサステキサス
英語にも
言霊なんてものが ....
アキレス腱をきられて
殺された少女は
濃い光のなかで
音楽を探し求めていた
セットされたような
絶望の瞳孔に
探し求めていたものを
少女は映したと思いたい ....
ふるさとの夜
光り
ちりばる
輝き
時のかなたに
宝石にもみせてあげたい
星とあなたをあなたと星
ふるさとの夜
光り
ちりばる
輝き ....
シーツの香を
ひかりみたいにして
あたし朝のヨガをするの
緑の手入れや
部屋の空気を整えて
遅いランチをそれからとるわ
六月の太い風
影を濃くする
....
誰かの今を
ぼくは知らない
過去のあとだけ
ぼくは知る
そして
相対的に
懐かしくなっている
せつなくなっている
きみはミステリー
ぼくはホー ....
いのちでも
たましいにでもない
精神に吹いてくる風
それはどこか苛々としたもので
三郎に
虚無というものを教えることをやめなかった
裸をわしづかみにする彼のことを
ひとびとは
才能と肉体の絶倫者と呼ぶかも知れない
それは間違いだ
彫刻とは
宇宙に開いた精神の運動のことだ
あえていうならば
....
まっすぐな雨が
甘い風をおこしている
とおくで蒸せる
植物たちは黒のうちに
存在するものの証明
証明するものの存在
まっすぐな雨が
甘い風をおこしてい ....
緑が柔らかな
春に近い
夏に通うころ
ぼくはきみの扉開く
遠い未来だけが
胸を泣かせる
時代めぐりの悲しみは
ありがとう、さようなら
輝いて戻ろうか ....