すべてのおすすめ
幼い頃の記憶はいつでも僕を
悲しい気持ちにさせるのだろう

無垢な笑顔ではしゃいだ頃
過ぎ去った日々をベットの中で
思い出して涙する

口に出す程でもない他愛もない
そんな日常だったの ....
いろんなひとの
いろんな種類の
いろんな引力にひっぱられ
自分が自分でなくなってゆく
からだの底深く私は
コアに力をこめて
自分が自分であろうとする
故郷を
遠くに思いて
見る空に
七色の橋が
瞳を捉えた

さっきまで雲が
涙を溢していたというのに
風にくすぐられた頬を
照れくさそうに赤らめながら
陽射しを漏らした


足 ....
午後のゆるやかな
時間の流れる公園で
片隅のベンチにもたれつつ
ふと洩らしたため息が
小さな小さな船になり
砂場を蒼い海として
航海に出る

僕の小さな小さな船は
とても壊れやすくで ....
なつかしい
あの日の朝を
少し色褪せた
あの日の朝を
キャンバスに
あざやかに
描いたような朝
鳥の声だけが
あの日のままの
さあ、ご覧あれ

タネも仕掛けもございません

あるのはただのカラの箱

いいですか?

中には何もありません

ではこの中に何を入れましょうか

そうですね…

昔、私が ....
雨の日に
美術館の裸婦像は
艶やかに
やがて本当の姿を見せるだろう

ぼくも同じだ
ぼくの想いは風に乗り
雲と流れて地球儀の裏側の
ひとつの地平となるだろう
暖められた卵のように
 ....
言うに言えないことがあって
親友たちに相談しても
そのひとことだけが言えなくて
言えるとしたら
その相手とはすなわち
あなたではない誰か

そっちに行くのはめんどうで
それでも行きたい ....
恋をしているひとは
強い匂いを発している

ところが
恋をしているはずなのに
匂いを発しないひとも稀にいる

心のどこかに多少嘘があるとか
思った以上に相手に正直になれていないとか
 ....
つまんない
なんかもう
笑えない
一年中
どうすればいいかわかんない
明確な明日
その先の輝かしい未来
そんなもんフィクション
どうすればいいのかって
一年中
つまんない
ほんと ....
軽い気持ちで家出して
ほんの少しだけ楽しんで
それだけだったのに
帰るに帰れなくなって

あの家に帰りたい
今すぐ帰りたい
父の厳しさと
母の愛が待つ家に

などという昔の歌のBG ....
変わっていく

そこにあったはずのものがなくて

なかったはずのものがあって

そんな世界に 眩暈を覚える

日に照らされた静かな森

街の外れにぽつんと一軒だけあった喫茶店

 ....
お箸を持つほうが右で
お茶碗を持つほうが左で
今はご飯の時間じゃないけれど
右手と左手を出してみて

童子はそうやって右と左を確認した

右は強者だけが生き残る世界
左は弱 ....
もう飛べる翼はない
星の足跡 ここで、途切れた
出逢うまでの道も忘れて
広い空をただ見上げる

水平線に夕陽が溶けて
紫色の夜がまた、来る
やさしさ、だけ
欠けたパレットを ....
「たいして格好よくもないし金もないし
 これといってとりえもないのに
 なんで俺みたいのと一緒にいるの?
 どこが好きなわけ?」って訊くから


「あなたのそういうとこ。」って答え ....
本屋で写真集を買って売り出し中のアイドルと握手した。
机の下で何度も掌をジーンズにこすりつけているのを目撃した。
私は負けない。


吉牛で奮発して卵をつけた。
おもいっきし卵の殻が入って ....
コーヒーとミルクを混ぜると
カフェ・オ・レになる

コーヒーだけでは味わえない
ミルクだけでも味わえない
おいしい飲み物になる

カフェ・オ・レを
コーヒーとミルクに分けるには
化学 ....
小学校の時から
毎週月曜日のスイミングクラブに行く前に必ず通っていた近所の酒屋さんが
 
とうとう引退するらしい
 
あのじいちゃんは今
何歳なんだろう
 
毎週月曜日に独り必ず店に行 ....
「リスト」




僕の昔の恋人に
いつも左手首に包帯を巻いている子が居た


最初は自殺未遂かと思ったが
そうではないらしかった
理由は訊かなかった


彼女は毎日包帯を ....
鬼に踏まれた貴方も鬼

一緒になって私を追いかけるの

遠く

遠く 

遠く

走ること暫く

空に赤が架かって

もう帰らないと

お母さんがそう言ってた

影 ....
光が流されて行く
風にあおられて
時間が溶けて行く
あなたの瞳の中に

風が太鼓をたたく
よく晴れた青い空
こんな日は何か
素敵なことが起こりそうだわ

坂道を駆け上り
海が見え ....
降り続く雨が
肩を優しく包むから
あふれた涙が止らない

ひとしきり泣いたあと
涙のわけを考えたけれど
言葉にすることが出来なかった

それは
生まれたときから
始まっていたのかも ....
俺なんて

書かないことは死と隣り合わせ

四畳間の壁が俺に向かって死ねと囁きつづける毎日だ

俺はひたすら書き続けることでそれに打ち克ってゆく

きょうはえらくなめらかに流れる文章  ....
有扉なぎささんの自由詩おすすめリスト(53)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れの公園- AKiHiCo自由詩507-4-28
惑星- 小川 葉自由詩307-4-28
- 見崎 光自由詩5*07-4-28
午後の公園- 村木正成自由詩11*07-4-28
- 小川 葉自由詩407-4-28
マジシャン- 太陽の獣自由詩3*07-4-27
ぼくの地平- 村木正成自由詩14*07-4-27
春の種- 小川 葉自由詩307-4-27
匂い- 小川 葉自由詩807-4-26
a_go_go- たいにぃ ...自由詩407-4-25
家出- 小川 葉自由詩307-4-25
- 狗の骨自由詩407-4-24
童子の決路- なかがわ ...自由詩1*07-4-24
あさやけ色- Rin K自由詩33*07-4-23
どこもかしこも- 優飛自由詩5*07-4-23
私は負けない。- もののあ ...自由詩31*07-4-21
カフェ・オ・レ- 小川 葉自由詩3*07-4-18
うまい棒のチーズ味- 柴田柴助自由詩707-4-15
「リスト」- ソティロ自由詩16*07-4-1
影踏み- 狗の骨自由詩107-1-29
海が見えたその一瞬- 未有花自由詩8*06-10-10
白い夜- LEO自由詩8*06-1-15
「書くことは生きること」なんてちゃんちゃらおかしいわい- /////自由詩205-7-25

Home 戻る 最新へ
1 2