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テレビが湿っている
ただで人からもらった
のだから仕方がないけれど
水分をたっぷりと含み
少し軟らかい感じがする
付属のリモコンも
ただで人からもらったから
同じように湿って
チャンネ ....
瞳の湖には魚が住んでいる
普段はのん気に暮らしているが
ときどき湖が氾濫して
涙の滝となりそんな時には
湖から流れ落ちぬよう
人知れず遡上しているのだ
この事実は案外知られていない
つら ....
あの日の雨は
小さな川になりました
ときどき私はその川へ行き
釣りをします
ときどき私はその川で
見たこともない美しい
小さな魚を釣ります
私は家の水槽で
その魚を飼います
しかしな ....
空が揺れている
だから
風が吹いている
その風はとても暖かい
どこまでも翔けて行けそうだ

空が揺れている
だから
心が浮いている
その心はとても明るい
どこまでも飛んで行けそうだ ....
二人がかわした約束は
もう叶うことはないけれど
あの瞬間は私の中に
ずっとずっと残るだろう

思い出すと懐かしく
そして胸がしめつけられる
それでも私は忘れない
たったひとつ残された
 ....
なつかしい
あの日の朝を
少し色褪せた
あの日の朝を
キャンバスに
あざやかに
描いたような朝
鳥の声だけが
あの日のままの
止まない雨



消えない雲



見えない気持ち



気付かぬ想い












晴れろ空



照らせ太陽



届け ....
排泄された
コトバたちが

都会の
ドブ川を

流れてゆく


コトバに
裏切られ

届かない
想いは

心に
沈殿し


ナミダは
羊水となり

コトバは ....
人は時を渡り行く渡り鳥

出会いと別れを繰り返して

寂しくなんかないと

頬をつたうのは涙か雨粒か

風にかき消された言葉

微かに耳に届いた
真っ白な紙の中に
何でもない文字が
単純に並んでいる
けれども
そこには
見えないものが見え
聞こえないものが聞こえ
何かを訴えて
人の心を響かせる
真っ白な紙の中で
言葉は響いて ....
臆病者だけが
乾いている
磁石のにおいの
ひどい穴ぐら
窓の外では
アスファルトが
黒曜石に濡らされている

  仕切の向こうの笑い声が
  うるさくてちょうどいい
  そんな時刻 ....
人間のようなものが
目の前を通り過ぎていく
皆仮面を被っていて
何なのかわからない

果たして人間なのか
それとも天使か悪魔か
はてそういえば
自分は何だったろうか
今夜は
さらに遠く
水の音も
ガラスに砕け
落ちて
また落ちて
雨のむこう
古家の奥から
弱い風の声
待っている
ほおずきの頬
待っている
遠まわりの道
破れたページに
隠 ....
生まれて来た、ことばに感謝。

綺麗に使えなかった、ことばにごめん。

聞こえた、ことばに涙。

汚した、ことばにキスを。
あなたにくっついてると

なんだかいつも眠くなるの


あなたの匂いは眠くなる匂い

とっても安心する匂い

私のいちばん好きな匂い
今日は入浴剤のかわりに
思い出を溶かしてみることにした
みるみるうちに水が染まっていくが
どうもうまく混ざらない
思い出にも種類があったらしい

やわらかなパステルカラーとかたいモノクロ
 ....
鐘が鳴る

1つ

2つ

夕日がやけにまぶしい

帰ろう

伸びた影とウチまで競争

いつも同着

大切なライバル


明日は負けないぞ
聴いてますか。

聞えてますか。

届いてますか。

流れてますか。

街の中。

この世界の中。

零れ落ちますか。

救われてますか。

踏み付けられてますか。
 ....
君の心の中はとても青く深い海だから
僕は小さな潜水艦に乗って行こう

潜って初めて知ったよ
静かに見える海の中は
本当はとても様々で
速い流れも遅い流れもあるって事

だけれども大丈夫 ....
突然の通り雨で 乾いた心が潤えばいいのに
突然吹き出した風で このもやもやが吹き飛べばいいのにって
そう思いながら 窓の外をずっと眺めている

笑顔で居たいって思えば思うほど
うまく笑えなく ....
我ら、お節介し隊!
勝手に棚を整理する。お節介し隊!
他人の部屋でも勝手に掃除する。お節介し隊!
他人の家にコロコロローラー持参でお邪魔する。お節介し隊!
トイレットペーパーは三角に折らなきゃ ....
こすもすもくもく
ゆけむりもくもく
おはなむずむず
おなかゆるゆる

よかぜぶるるん
こすもすゆらゆら
あかトタンやね
くずれておちた

いつかわらった
こすもすころころ
みづ ....
夕焼け空さんの自由詩おすすめリスト(232)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バケツ- たもつ自由詩1707-5-1
遡上- 小川 葉自由詩7*07-4-30
- 小川 葉自由詩707-4-29
空が揺れている- ぽえむ君自由詩8*07-4-28
約束- 優羽自由詩2*07-4-28
- 小川 葉自由詩407-4-28
明日- 蓮未自由詩3*07-4-27
浄化槽- 043BLUE自由詩107-4-27
「バイバイサンキュー」- 優飛自由詩6*07-4-27
言葉は響いている- ぽえむ君自由詩8*07-4-26
雨を許すと濡れてしまう- たりぽん ...自由詩1907-4-25
街中にて- 優羽自由詩7*07-4-25
遠まわり- 小川 葉自由詩207-4-23
ことば。- 狠志自由詩1007-4-20
ジャスミンティーよりも- 優飛自由詩9*07-4-20
バスタブ- 優羽自由詩11*07-4-19
夕日と影- テルテル ...自由詩2*07-4-6
声。- 狠志自由詩207-2-23
潜水艦に乗って- プル式自由詩13*06-7-2
ここにある景色- Sky自由詩2*06-6-22
おせっかいし隊- yuma自由詩2*06-5-20
こすもすのうた- くろねこ自由詩8*05-9-5

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