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使い古したような
ソファーに沈みながら
ゆっくりと
足をばたつかせる
 
水中散歩でもしようか
その、一言が
恥ずかしくて言えないまま
そっぽを向いている
 
 
君はきっと
 ....
爪先からそっと
静寂へと、沈めていく
触れた境界面から
私が溶けていくのは
見て、見ぬふり
 
緩やかに
波紋が広がるさまを
眺めながら、私は
磨り硝子の向こう
手を
伸ばして
 ....
(前略)
 
地球行きのロケットは
とうに最終を越えて
次の便はなんと
幾億光年先、らしい
 
ここから見える景色は
それはもう
とても素晴らしいの、だけど
流石にそんな長い時間を ....
朝が欠伸をして
太陽を連れてくる頃
夜は目を擦って
6:00の地平に沈んでいく
 
太陽が生まれるずっと前から
月が引っ張られるずっと前から
 
それは、
変わらない奇跡
 
  ....
ストライプから
学生の香りがする、頃
私は意識を繋ぎ止めることに
必死になっている
 
目の前の
おもちゃの看板の意味を考えることに
全神経を集中させて
まどろんでいる
落ちては、い ....
ふと
見上げると
 
ゲル状になった空気と
鉛になりそうな空と
にらめっこになった
 
 
僕は向こうの
ビールの看板を見たいのだけれど
そういう訳には
いかないらしい
 
 ....
鯨 勇魚さんの山中 烏流さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メルティ- 山中 烏 ...自由詩12*07-7-25
浴室- 山中 烏 ...自由詩6*07-7-22
スペースポートより、母星へ。- 山中 烏 ...自由詩407-4-28
当たり前、が- 山中 烏 ...自由詩3*07-4-21
朝のバス- 山中 烏 ...自由詩8*07-4-20
通学途中- 山中 烏 ...自由詩4*07-4-19

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