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わが春の分身とよびたき青き種子大地の暗み信じて沈む
いちめんの麦の青みのなかにいて思ひつげよとわが背押す風
上空の子燕のみが新しく街にはびこる意思なき者は
電車過ぎやがて月食はじまりぬ夜風静かにうぶ毛を揺らす
噴水も止まり後には静寂と夢なきわれの影はゆらめく
他郷での海岸にでて小鳥らにここも故郷と言ひてはばかる
水も{ルビ狭=せ}に 現当眺め {ルビ花筏=はないかだ}
往く時さえも ただほひろかに
わくらばに 行き逢ふ道も ....
sebastianさんの短歌おすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
大地
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村木正成
短歌
6*
07-4-28
月食
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村木正成
短歌
5*
07-4-27
生滅流転
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朱雀
短歌
6*
07-4-11