すべてのおすすめ
 .... 君が勢いよくカーテンをあけるから
まさに零れ出ようとしていた光が
勢いよくぼくを包み込む
その白い肌は朝に満たされて
なんて君を美しくさせるんだ
たった今ぼくのなかも
朝が通り抜けて行った ....
バケツを持って浜辺に向かい
バケツでそっと盗み出す
目の前に広がる海を
バケツでそっと盗み出す
頭上に浮かんだ夕焼けも
バケツでそっと盗み出す
帰り道の一面の青麦も
バケツでそっと盗み出 ....
ちょうど今日のような能天気の日に、いつものようにシーラカンサス。
あいうえお、
あい、    ゆえに、

独禁法、レディースディと口走る軽薄な女、

コーカサスオオカブト、
視力検査で右 ....
小さい頃からお世話になっていた診療所には
セイコさんがいた

しなびた手のお年寄りで
診療所の奥で薬の調合をしたり
患者がいなくて暇な時は掃除をしたりしていた

小さい頃はよく風邪をひい ....
美しい交通事故でした
交差点での
高級車同士の
派手な
豪華な
品よく切れのよい
輝くばかりの
正面衝突

破片を頂いて参ります
貴方への
貴方のお母様への
貴方のお兄様への
 ....
夜風が強くて
ガラス戸が揺れる
冬の断末魔のように
ガラス戸が揺れる
蠅が一匹手を擦り
未来の行方を見つめてる

ビー玉が溢れんばかりの
夜の底
何も語らぬ
夜の底

カラスた ....
ベストオブにんじん色に選ばれた

「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」

という電話がかかってきたから間違いはない

学校へ行くと友達が
 ....
重ねるほどに
見えるものまで見えなくなる

それを情け無用と切り捨てようにも
思うが侭にならぬ身体と
曖昧な優しさで隠す意志の弱さ

諦めることさえ捨て去ってしまい
手の中の小さな夢を ....
 


ええさんに
てがみをかきました


うつくしいじで
てがみをかきました


きゅうじょうは
なんじょうになるのですかと
かきました


じゅうじょうですか
に ....
人は屋根をつくった
雨から家族を守らなければならない
自らの肉体を守らなければならない
濡れてはならない
濡らしてはならない
壁も柱もつくることを忘れ
屋根だけがどこまでも広がっていった
 ....
あぁ
看護婦さん
今日は縁日ですね
僕に五円玉を下さい
今日も神社に行くんです
今夜もまたベッドの下から
僕が引っ越した部屋に最初からいた彼女と
今日も一緒に夜中の神社に行ってお参りする ....
ねえ、
昨日の夜は何してた?

私は眠れなくて星を見ていたわ
あの星は、あなただと決めて
一番明るくて、まっすぐ私を見ていた

あなたの星はキラキラしてて
すっごくキレイで
私は悲し ....
浅草あっちゃん油虫
青葉青山案の定
インドイギリス硫黄島
イカの色したイイおんな

うどんウクレレうりふたつ
梅田鶯運の尽き
エンドえげれすエロガッパ
駅の易者のエビふりゃあ

浅 ....
例えば。
それが三人称で、
神の視点で書かれているとすれば。
神の背格好や学歴、
食べ物の好き嫌いから、
性的嗜好に、
初体験の年齢と相手とその満足度まで。 ....
もの忘れが激しい
というよりも
もの覚え自体が悪い。

油断してると すぐに
固まってしまうアタマ。

オマケに 
1日遅れでやって来る
筋肉痛....。

気が ....
せなかに
けいさんきをうめたのを
わすれたまま
ひとは
いた

ひふのうえから
るうとのあたりを
おしてあげた

ひとはときどき
ひとであることを
わすれてしまう
らしい
 明けない夜は無いだとか
 苦しみを糧にだのと
 気休め紛いの雑言は吐かないよ
 苦しみの時に大いに悶える貴方は孤独
 その身の内に全てを終わらすのだから。

 僕が出来ると言ったら精々目 ....
べらんだでは
せんたくものが
かぜになびいていた
にわのしきいしを
あるけば
かげがおちた
さいごのひ
しらないおじさんが
ちちとはなしをしながら
いえをのあちらこちらをみて
しき ....
はざくらがきれいだった
るうとのけいさんはいつも
にがてだった
すしやにかくまわれてる
ごうとうのせんたくものにも
すずしいかぜがふいた

+

ははに
るびいをかってあげた
に ....
ただそらだけがある
ひとも
たてものも
どうしょくぶつも
わすれて
すみずみまで
ひろがっている
きおくのそとがわから
ことりがいちわきて
はばたこうとすると
そらはきように
み ....
カブトエビ、という
小さな甲殻類がいるそうですが
さっきから門の前では
牛に良く似た人と
人に良く似た牛とが
縄跳びをしています
縄跳びが終わったらあの人と牛に
カブトエビの話を聞い ....
助けてください
何も必要なことはありません

助けてください
これといって助けていただくことはありません

助けてください
大丈夫!!です

助けてください
問題無(モウマンタイ) ....
まっ赤で
おおきな歌に
くだかれた夕暮れの
かけらをよせあつめて
ぼくはトルソーを
つくった


奄美の島ざらめを
たくさん、うみにながしたら
おおきな涙に ....
父が家に帰ってきたので
お帰りと言って
別の部屋

父が働いた金で
行かせてもらっている塾さぼり
そのまま布団へ
朝を待つ

朝、学校遅れないように
必死で僕をおこす

うるさ ....
窓にはまった網戸を見ていた
それからちゃぶ台の上のスプーン
同じ方向に三本並べられていた
これママの、これパパの、これぼくの
暑かったと思う
そのことで汗もかいていたと思う
数年経って
 ....
わたしは知らないわ

それがどんなに大事なことであっても
忘れてはならないことだったとしても
わたしは知らないわ

うさぎ小屋にはうさぎ
羊小屋には羊
羊の名前は知らない
うさぎには ....
彼はただ椅子にじっと座っている


赤い林檎のあまさは あたしがみつけだすもの
彼を抱きしめるだけの静かで美しい生活を
いつでも望んで生きている

朝日は遠くにかけていき
あたしはゆっ ....
むかし空には大きなバケツがあって
悲しいことがあると人は
そこまで悲しみを捨てに行った
ある日両手いっぱいに悲しみを抱えた大男が
そのバケツをひっくり返して
中身は空の隅々まで散らばってしま ....
夜が更けるころ動物園の園長は
動物たちに泳ぎ方を教えます
本当は水族館の園長になるのが
動物園の園長の夢でした
一番泳ぎが得意なのはゴリラで
それ以外は身体の大きさに関係なく
だいたい普通 ....
sebastianさんの自由詩おすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
己の過ちを、隠された意図として尊重せよ- 村木正成自由詩4+*07-6-6
朝の静かな領域- 村木正成自由詩17*07-6-2
バケツ- 村木正成自由詩11*07-5-7
シーラカンサス- ひろっち自由詩4*07-4-29
セイコさん- ふるる自由詩13*07-4-29
- A-29自由詩2*07-4-29
夜の底- 村木正成自由詩3*07-4-29
ベストオブにんじん色- ふるる自由詩24*07-4-28
- 恋月 ぴ ...自由詩32*07-4-27
おてがみかいた。- 橘のの自由詩1007-4-19
屋根をつくる- たもつ自由詩1607-4-19
創書日和「縁」- 虹村 凌自由詩3*07-4-19
ねえ、- ふるる自由詩9*07-4-19
浅草あっちゃん油虫- A-29自由詩7*07-4-19
「_例えば。_」- PULL.自由詩9*07-4-18
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くんれん(しゅうせい)- たもつ自由詩607-4-17
れたぁ- 影山影司自由詩207-4-17
ひっこし- たもつ自由詩807-4-14
春に過ごす- たもつ自由詩19*07-4-14
そら- たもつ自由詩32*07-4-12
小さな甲殻類- たもつ自由詩807-4-12
問題あり- ポンテク自由詩1*07-4-11
トルソー- はらだま ...自由詩44*07-4-11
韓国のりとお父さん- ゆうさく自由詩9*07-4-11
見ていた- たもつ自由詩807-4-11
知らないわ- チアーヌ自由詩1107-4-11
静かな日々の階段を・・・- 新谷みふ ...自由詩7*07-4-11
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童話(朝焼け)- たもつ自由詩1107-4-8

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