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近所の本屋で、新訳の「ロリータ」を探してゐると、以前に好きだった女性を見かけた
彼女の髪の色は、見るたびに薄くなってゆく
今日の髪は、まるで黄ばんだ白髪のやうだった

「ロリータ」を手にしたと ....
   大丈夫っスよ


   地獄の入り口では


   童貞と処女だった人間たちが


   「どうせ死ぬんだから」って


   日がなセックスしてるっスよ

 ....
地面には 
ぺちゃんこのかまきり 
おどけた鎌を振り上げて 

お前は偉いな 

踏みつぶされても 
踊ってる
朝起きたらまず、ミューズが履いていた
脱ぎたてのパンツに
甘ったるいブルーベリージャムを塗りたくる
マーガリンでは いけない。

外に出るときには、それをかぶって
誇らしげに「雨に歌えば」 ....
大きくなったら台風になりたい

といった5歳のむすこは はたち


慣れないネクタイ締めるのももどかしく

マフラーを持っていったらという

ははおやの忠告も聴かずに


風の ....
続いてほほえましいニュースです
今日、O市P区Aヶ丘のI幼稚園へ
サンタクロースがおっぱいのプレゼントにやってきました
一人一人におっぱいが手渡されると、園児たちは大喜びで
かけまわったり、重 ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
日本の子供たちの思いやりが込められた
膨大な量の千羽鶴が海を渡った
あばら骨の浮き出た子供たちは
弱々しく 震える手で
ひとつひとつ 千羽鶴を開けた

何も入っていなかった

     ....
「お前をつれていくことはできない」
とネコは言った
「お前はこの旅に耐えることはできないからだ」
と言った
「それほど過酷なのだ」

凛とした目で遠くを眺めるネコ
何かを決意した ....
つぶやきみたいなものです。去年も書きましたが、また変わってきたかも。

○私にとっての詩

私にとって詩は、言葉では表しにくい、なにかを感じられるもの。
読んだとたんに、さーっと風だか時間だ ....
  母はぼくを背負って
  毎日踏み切りを渡った
  栄耀失調だったぼくは
  医者に通っていたのだ
  記憶は曖昧だが
  ぼくたち母子は貧しかった
  ある医者は
  『下痢をするの ....
昨晩 幽霊の子が部屋に来て
コンピュータの前に座り
しばらく居座っているウイルスと
何やら会話をしていた
書きとめようとしたが
いつのまにか眠ってしまった


目が覚めると
 ....

目の見えない私には
百科事典は
何の指針にもならない

漬物がよく漬かる重さだから
重宝しているんだ

それだけだよ




これはぼくのばいぶるなんだわからないことは ....
花屋の裏のゴミ捨て場
まだ明け切らぬ朝のうち
しおれた花が捨てられる
汚い花も捨てられる

 バカな詩人が花屋の前で
 どの花もきれいと歌っている

花屋の主人は仕事熱心
お客を失望 ....
楢山孝介さんの未詩・独白おすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
凶夢- 三州生桑未詩・独白306-9-23
大丈夫っスよ- ピッピ未詩・独白506-9-12
標本_- 服部 剛未詩・独白11*06-9-9
ミューズのパンツ- 仲本いす ...未詩・独白4*06-3-3
はたち- はなびー ...未詩・独白3*06-1-9
おっぱいばんざい- ヤギ未詩・独白9*05-12-18
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
寓話_不可解な死_26_(千羽鶴)- クリ未詩・独白20*05-8-1
荒野- Monk未詩・独白1205-5-30
詩について思うこと_その2- ふるる未詩・独白12*05-5-20
子供たちに母の背中を- 天野茂典未詩・独白1005-2-13
ノート(幽霊_Ⅱ)- 木立 悟未詩・独白804-6-14
百科事典の使い方- クローバ ...未詩・独白8*04-3-26
捨てられた花- 紀ノ川つ ...未詩・独白104-1-15

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