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旧約聖書によると、人間は神によって地球が誕生してから6日目に土によって作られ、アダムがうまれたらしい。
そのあと、神は鳥や動物を作り、アダムの伴侶としようとしたのだけれど、うまくいかない。そんなひと ....
みかんの里に生まれ育ったくせに
オレンジがうまく剥けない
サツマ・オレンジならうまく剥けるけど
サツマ・オレンジじゃクレープシュゼットに合わない

バレンシア・オレンジ
マンダリン・オレン ....
誰にもおそわらないのに
赤を「あか」と感じたり
風を「かぜ」と感じたり

誰も教えてくれないことが多すぎる
生まれてきたのだ、ということも
きっとそうだ

記憶を移しただけで
生まれ ....
足跡残す
砂地の軟らかさ
眠りの中の古い夢
絶え間なく風が動き
その中心から
連れ去られた
形 ばらばらに
あなたは 若いころ
バラの精気を予見できましたか
血の匂いを嗅ぎわけられましたか
湧き水の澄明度を見極められましたか
 
ところで いまになって 骨髄から
なにを運び出そうとしているんです ....
 「 僕というとてもちいさなすべて 」

                      現在は錯覚。
                      感覚の針は常に
               ....
なめらかに幼子の
桃に染まった柔肌の
質感と光沢は珊瑚

或いは

とろり新鮮な濁りなき
真に最初の一雫
甘い乳白は象牙

真似て

何れ程焦こがれて
唯身を染めて桃に白に
 ....
夜の深み
彼らは 目が無い
モグラ

善悪 平和 戦争
武器を使用したら 
どうなる どうなるの

三歳の子供でも 理解できることが
モグラには理解できない

ただ 今日も夜陰に ....
いつかメンデルがせんせいの言葉で
彼女に教えてくれたもの

にんげんにとっては
哀しい筈のもの

それはすぅいと風に揺らぎ
ふわふわ散ってしまいました

もう既にいみは曖昧
十字架 ....
剥製が
目先に
横たわっている


艶消しの暗い壇に、一枚ガラス(宙の数分の一、水族館の水槽よりは厚手)を隔てる。甘やかな怒声が響く部屋。

後ろ隣の二人連れ(性別はふめい)は、「私も飼 ....
ありとあらゆる 方法で お前を試したのに
生まれる餓鬼は 悪意に 飢え
ましてや! 福音を 
若き女の 嬌声に 変え
おれに いやなものを 押し付けようとしている

それは 一次元上の 快 ....
頭がかち割れそうな響き

喉が締め付けられるような苦しみ

胸が苦しくなるほどの罪悪感

ナイフで自分を刺したくなる衝動
私は思い出す――

寒い国にいて、音楽を勉強していた頃を
凛とした空気のなか
ファゴットを抱えて走った
トロンボーンの青年と恋をして
生まれ変わっても会おうねと約束した

また、暑い国 ....
まだぎらつきはしないけれど
充分に
強烈な熱を発散しはじめている
五月の太陽

日暮れがきて
それはすこしだけかげりはじめて
万緑は
急速に輝きを失ってゆく

気温が下がる
夜の ....
何も見えなくていいのだ
握りつぶしてきた虫の数を数えてみようったって
できない
地球の反対側の生き死にだって見えやしない
私は限りあるイキモノであって
書物だのインターネットだのが親切にも教 ....
わたしはいつもからっぽだから

へやでしよう

しょうがやきと

キウイのサラダと

ビールのあとで

ねむくなるまえに

へやでしよう



ねむくなったら

 ....
今さらながら驚いてしまうのだけど
あなたはまだ生きているのだった
毎日とんでもない数の人が死んでゆくというのに
あなたより年若いバカが自殺するというのに
あなたが死んだという連絡はまだ入らない ....
1.

高く掲げた手のさきには指がなかった
ただ丸い肉塊である手は
指を持たぬのに天を指さした
天下人と呼ばれた男は
その指のない肉人を
食えばよかったのに食わなかった
食われなかった ....
人間になったときに
長いしっぽは捨てたはずだったが
ゆうべまた失くしたので
蜥蜴になろうと決心した

体が楽になったのは
まっすぐで生きられるからだろう

背中が陽に染 ....
あたしはピエロなの
皆の前では
さも楽しそうに踊って

ルンタ,ルンタ

嘘の仮面を被って
今日も踊ります

ルンタ,ルンタ


明日はあなたのもとへ、
ピエロは休業
足取り軽く、

ルンタ,ルンタ ....
生きることは
輝く労作業

時は経ち
冬は終わり
春に咲き
夏は廻り
秋に実る

血のにじむ苦しみに
はいつくばっても
ふと見上げれば
季節は輝いている

喜びなんて
死 ....
星になるなら今しかない
新しい星へと

たったこの時
たって掴んで掴めそうで

死後やタレントやそんなんじゃなくて
もっとクールに斬新に
かつエレガントに
センチメンタルに

は ....
こ 皇居のお堀に桜が咲いた

わ 笑って笑って 泣いてみた

れ レモンを本屋に置いてきた

た タバコを逆から吸った夜

ひ ひとり壊れて君を待つ
簡単な言葉しか思いつかないけど
貴方に電波を送ってみるよ
上手く伝わるか分からないから
慎重に言葉を選別する

「届いていますか 私のメッセージ」

気持ちに整理がつかないのな ....
ひとりの頃は辛かった。
仕事を終えた夜は、
いつも罪の意識にさいなまれ、
眠れず、
飲めぬ大酒を喰らい、
やっと落ちた夢の中でも、
責められた。

ある ....
世の中はいろんな難しいことがあるけれど
心を変えるのが
一番難しい

心は 目に見えない
心は さわれない
しかし 耳を澄ませば
きこえてこないか
命の鼓動が
冷えきった宇宙に 今
 ....
いいトシこいて
朝の5時にヘロインなんか聴いてるわけだ
効いてるわけじゃないよ聴いてんのだ
おらおらおらおら口があんなら怒鳴れ
耳があんなら尖らせろよ
カエルどもが土から出てくるまえに
長 ....
答えればいい

君は君を壊せば世界と自分がおさらばだとか
思っているかもしれないが
世界は君を含めてるから
君が目をひらいてるから世界は

ふたつは寸分違わずおなじもので重なっているわけ ....
ほんのわずか 2キロメートル
そう わずかに三十分も歩けば
この身体はそこにたどりつくのだ
あなたのいる場所に
小綺麗なだけの安っぽいアパートの一室に
まるでラブホテルみたいに
 ....
現状は 生きておらぬ
死んでも おらぬ
ただ そこに 在る
視覚的に 見るもの
全てに 祝福あれ!
淵に 回れ
福音が 聞こえる 彼だ
道端に 鐘を かぶされ
福音の 強要である
現 ....
カスラさんの自由詩おすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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クレープシュゼットの海- 佐々宝砂自由詩2*07-5-20
名はない、それでいい- たりぽん ...自由詩10*07-5-16
消失点- 及川三貴自由詩707-5-15
遊行期__- 信天翁自由詩307-5-12
僕というとてもちいさなすべて- ae96自由詩207-5-12
椰子哀歌- ICE自由詩7*07-5-12
モグラに説法- アハウ自由詩307-5-11
4つ葉の遺伝子- ICE自由詩507-5-10
百科博物館_改- ICE自由詩6*07-5-10
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衝動- 優羽自由詩3*07-5-9
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アンテナ- 1486 106自由詩10*07-3-29
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