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愛でなければなんだろう、と、恥ずかしげもなく考えていた。
胸の奥が熱く、むしろ痛く、つよい磁石にひかれているかのように、その方角へ向かおうとすること。どうしてもそこへ行きたいという、あくまで ....
夜、真っ暗な中、なにもないような山間の道をえんえんと走った。連れと、ここを二人で走ったら、どんな二人でも、恋に落ちるかもね、と話した。人生について語らなきゃいけない気がするからね、と言った。そして、い ....
{引用=
ぼくは、父親の名前に格別思い入れなどなかったが、ぼくが名付けたミドリガメの名前には少しだけ特別な感情が残った。
(一条「ミドリガメと父親」)
}
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公園にはいつ ....
書くという漢字には斜めの線がない。
書く、という言葉を聞くとき、わたしはどうしても、カクという金属的の響きを受け取ってしまう。引掻いて、削っていくこと。
曖昧な気分や感情を、紙に写していくので ....
一、チアノーゼ
国道の縁石にふたり座りこんでいたとき、アイビーは「美しいものが好き」って歌った。濡れた唇の築く透き通った楼閣をベンツが突き抜けて、砂塵に僕ら咳き込み涙目になりながら排気ガス ....
しもつき七さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(5)
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Point
日付
I'm_hungry
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アオゾラ ...
散文(批評 ...
3
12-8-4
夏のおわり
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イシダユ ...
散文(批評 ...
11
10-3-7
【批評祭参加作品】失われた「鈴子」を求めて
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香瀬
散文(批評 ...
15
10-1-11
書くこと、まどろむこと、決めること
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渡邉建志
散文(批評 ...
6*
08-12-12
_永遠の懐胎
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鈴木
散文(批評 ...
4
07-12-18