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何もない
仄昏さだけが立ちこめている

空たちがおとずれてくる
幾枚もおとずれてくる
それぞれの世界を覆うのに
疲れてしまった空たちだ
日や月や星を宿し
雲を抱き雨や雪を降らせることに ....
意識の表面に 皮膜のように貼りついた
夢を剥がす 淡哀しく雪が降る ログイン
ログアウト 扉の向こうに 景色をしまい込んだまま
日々は眠る ログイン ログアウト 小さな痛みが
星のように瞬く  ....
誰の記憶の残暑に
響く蝉時雨か

夾竹桃は紅く照り映え押し黙る

正午の陽炎――
誰の耳に聞こえてきたのか
その遠い声は

雲が湧く
わたしの知る あるいは知らない存在の
残暑の ....
高橋良幸さんの塔野夏子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空の憩う処- 塔野夏子自由詩5*21-1-15
淡哀しく雪が降る- 塔野夏子自由詩5*20-12-1
残暑景- 塔野夏子自由詩6*14-8-17

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