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すすきの檻の中で
僕らはこの世界に全く無関係に
声を上げたり遊んだりしていました
地平線を縁取る山々の木々が萌え
白く雲は何処までも白く留まることがなく
道はなく
それでも帰ることを知って ....
赤黒くなった点々散る悲しいあざを
見たがる人たちから守ると云ったら
守り続けて疲れて倒れるあなたを
ガラクタだと云う人たちから解放してあげると云われた
僕達は幸せ
保身の術さえ知らず
....
陽が沈み往くのが早くなると急かされるような気持ちになってる
落ちた葉を拾いあげて息を潜めていく視界を眺めて
夢を見たいように見るには辛酸な世界だと思った
そんなんだから身を滅ぼす瞬間の刹那の痛み ....
君を何度も殺して悲しみに暮れる夢を見たよ、と云ったら
貴方に何度も殺されて幸せだった夢を見た、と云った
理由があるのに「理由なんてないけど」なんて云ったのは
強がりなんかじゃないよ、云わば代名詞みたいなものだったから
理由はないけど(明日があるから)僕は寝て
理由はないけど(お腹が空いたから) ....
飛散したガラスの破片が
危ないものだなんて知らなかった
キラキラとひかって
みんながとても喜ぶだろうと
そう思ってた