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ここは迷いの森で
進んでいるのか
遠のいているのか
それさえもわからないような
途方もない夜に包まれているんだ

君とつないでいた手なんて
簡単にほどけた。

それでも行くしかないんだろ
両の手に余る ....
しろがねの球体がゆっくりと翳ってゆくのを
僕らはどうすることもできないから
この虚しさのやり場もなくて、ただ明ける

ガラスの宮殿
ハリボテの威厳
プラスチックの王冠

何もない
意 ....
もうどこにも、残り香なんてありはしないよ
君が残した花の死骸も
いずれ朽ちる。

葬列に加われない僕の弱さを責めなかった
君の清廉さが
今はただつらい。

慟哭した
滲むような月夜
虎の真似事さ
言葉 ....
たとえばこの町が水に沈んでしまったら

君への祈りも
僕らの言葉も
何もかもすべて、冬になれば凍って
そのまま永遠に
美しい水平線を保てるのかなと

冷たい手のままで笑んだ

風は ....
何もかもから忘れられるための方法を探しながら
青い小鳥の歌を聴こう。

こんなにも見捨てられた楽園の中で
君の描いた僕のいびつな肖像画は
とてもお誂え向きに思える
             ....
また夢を見たんだ、と。
涙で濡れた瞼を押さえて気づいた。

零れおちる夢に薔薇を投げかけて
もう二度と訪れないように、
君に酷いキスをした。


おしまいがあるから、始まりはいつも眩し ....
世界の裏側ばかりを見ている僕らは
毎日毎日、かなしいわらいかたばかりが上手くなる

透き通るような空の下で、世界の終わりを願いながら
君と手と手をつないでみせて
本当に救いたいものすら救えず ....
智鶴さんの水島芳野さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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