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裏木戸を開けると
ひぐらしがないている
あの木の下
薄暗い桜の木の下で
闇間に鼻緒が見えている
そり返った白い足の指が
細い脛が折れそうにのびて
あの時もひぐらしがないていた
....
近づいてゆく
風が乾いた草の匂いをはこんで
近づいてゆく
滅んでゆくものの気配を
怖がらないで足をのばし
サンダルを遠くに飛ばして
近づいてゆく
秋のサテンのやわらかな手触り
私はこの ....
智鶴さんの石瀬琳々さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日暮れの家
-
石瀬琳々
自由詩
26*
08-8-19
秋のぶらんこ
-
石瀬琳々
自由詩
33*
07-9-5
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