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一.


青を
反故にした

よりも
事情がある

真昼につき、
雨はふらない




二.


鋏の持ち手が緑だったことから
分け合いたくない
ままの
手 ....
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
一.




おなじ速度で落下する
きみと
きみ
の 心中しようか


亡命 なら
考えたかもしれない




二.


きみに似ているもの
・深夜のガソ ....
平和を退屈とよび
退屈だから死にたくなり
死ぬかわりにとりあえず眠って
眠っていたら夢をみたので
夢のつづきを現実にみたくて
現実のなかで夢という言葉をひらがなでつぶやいた

ゆめ

 ....
シーン1


男の子が「つみき」という名札をつけていた
私が
つみきっていうの?
ときくと
そうだよ、かっこいいだろ、建築って意味
というのだ
へーんな名前
というと
男の子はむ ....
おびえるなよ
という声が
おびえていた
私の体の 外で
外では
仕方がないから
精液の白さに免じて
ゆるした
たもつさんの簑田伶子さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
断片集「間引く」- 簑田伶子自由詩37*07-12-6
断片集「幸せの庭」- 簑田伶子自由詩47+*06-4-15
断片集「連れていけない」- 簑田伶子自由詩20*05-12-6
- 簑田伶子自由詩10*05-9-29
雨について- 簑田伶子自由詩10*05-9-19
洗濯- 簑田伶子自由詩13*05-9-16

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