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円環の
周ってた
子供駆け扉
吸い込れ
来る
記憶と
去過
これはお墓
だから
どこかに
置き忘れたものって
これですか
そういってポケットの中から
君は出して見せた
僕は
殺すことにした
まとわりつく
母さん
あなたの顔が横に伸びていく
僕とあなたと
壁の向こう
時計の針がない
改札の駅員も消えた
まるで神経が張り巡らされているように
私の神経が私を越えて
身の回りの人工物を覆い尽くし
神経節が夜陰に乗じて
あらゆる構造物に痛覚を持たせる
あらゆるものが会議にかけられ
その形が決 ....
あの星はもう死んだという。
その知らせが今届いた
楽しげな絵葉書にのせて
東通りを歩いている
歩調にあわせて動き出す炉の
焼き焦げ一つの
多くの星は今私の眼にはなく
焼き焦げた一つの
形があるばかり