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君は
君の家に入らない

雨が降っているというのに
軒下の風を嗅いで前足を舐めている

私の上には屋根があるので
髪に降るよりも
雨は、
硬質な響きで
音の羅列を渉っていく

 ....
それがほしいのだという
網の籠を背負って
捕まえて入れるのだという

静かな息に
舞い上がり漂ったのち
重さを感じて落ちてくる頃に
掴むのだという

小走りに途切れて
靴音の後ろか ....
手乗川文鳥さんの藤丘 香子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の犬- 藤丘 香 ...自由詩43*07-4-18
蛍追い- 藤丘 香 ...自由詩40+*04-1-10

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