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昔からさ、君が居てくれた。
当たり前みたいに、さ。
どこにもいかないって思ってた。
知らない間に無くしてしまった。
何かを。
答えを聞くことが ....
答えは きっとあるって思っていた
いつからか 疑問すら 忘れていった
このままでいいのかな いいわけ ないよな
見上げる月は 相変わらず無表情
まるで あの日の君を 見ているよう
知らな ....
それはするりするりと手からこぼれる
砂のような
きらきらと
あの日
夕暮れ
影が長く
こちらに伸びて
顔は見えないけど
教室の古い板張り
汚くて傷だらけで
だけど僕らの居場 ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい
だけど、
なみだがこぼれて止まらない
今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
豊かさの中で
ぼくたちは泣いている
ほしいと思ったものが
いつでも手に入るから
いつでも捨ててしまう
持つべきものがなくとも
誰かが持ってきてくれる
便利さだけでは
豊かに ....
今日も少し失敗した
仲のいい人達と
たわいも無い話
いつもうまくチューナーを合わせてる
そちらは感度いかがですか
オールクリア、オールクリア
その為に犠牲にする
信用と私
....
浅い眠りから目を覚まして
とりあえず煙草に火をつける
目覚めた原因である上の階の部屋から聞こえるベッドの軋みに
苦笑って煙を吐き出す
壊れて下がらなくなったブラインドは
皮肉にも健全なオ ....
私は女です
子供を産めなくても
私は女です
私はカエルです
鶏肉みたいだといわれても
私はカエルです
私は鳥です
空にいけなくても
私は鳥です ....
わたしは、あなたが思うよりも深く、沈んで、いる。
それは深海のようであり、深遠のようでもある。
あなたはあなたが嫌いで、いつも誰かを、装って、いる。
あな ....
またあなたを思い出すね
普段はつい忘れがちで
ああ、あんなに悲しかったのに
人間って残酷なほどに
何もかも想い出にしてしまうんだね
みんなが
忘れてしまえ
と言ってた時には
....
生きている理由なら ひとつだけ
例えば 今 「死ね」と言われたとして
きっと死ねないと思うから それだけ
与えられた意味なんて 後付にすぎなくて
美しいものよりも 汚れていないものを求めた ....
ヒトを抱きしめた、
抱きしめられた。
あの感触が。
まだ微かに残ってる。
寂しくて、
少し強く感じたら、
そこには何にもなくて。
抱きしめられなくて。
....
あの日
いつもより10分早く起きた
あの日
朝食はトーストとポテトサラダを食べた
あの日
うお座の運勢は第三位だった
あの日
重要な会議があるからと
君は三 ....
あなたと
いつでも
たのしく
いれたら
真の賢者に
恋の相談はしない
悩みとともに
その恋からも 解き放たれてしまうから
きみが眠っている間に、
きみをゆるめる。
きみは包帯に巻かれていて、
包帯はとてもきつく巻かれていて、
ぼくはいつもゆるめたくなる。
自分がきらいで、
自分 ....
ただ
そこにいるだけです。
安心して。
と言いたいところだが、
君は怒ったね。
そうかい、
そうかい。
じゃあ
どこかにいってしまおうかな。
けれど やっぱり
....
ようするに
私はひどい
おくびょう者で
「貴方が好きだ」
などというたった
七文字の音ですら
うまい具合に言葉に出せず
それを誤魔化さんとするために
長々と詩なんてものを書いているので ....
おろかな夜に
ひとり、ずっと考えてる
抱えている秘め事は
背中から羽が生えて
夏の終わりの夜空に飛んでいく
ほのかな香りを残して
振り向くこともせずに
幸 ....
その種たちは
花を咲かせることができなかった
人間だけでなく
他の生き物の目に留まることなく
存在すら知られずに
消滅するしか道はなかった
生まれた時は
生きていこうとする意志と
花を ....
心配そうに見つめる 君 「大丈夫だって」
言い聞かせるように繰り返していた あのとき
なんで 素直に 「ありがとう」って言えなかったのかな
隠してばかりだった 隠していれば強くなれると思って ....
写真を見ても 何も思わなくなった
ああ これが終わりなのかなって
君の声ももう思い出せない
ああ これが終わりなのかなって
君が僕に言ってくれた事 思い出せない
....
風吹く道を歩いていると
草原の中に
なにか光るものが
僕の目にうつった。
それは薄い薄いガラスのような
氷のように冷たいフィルター。
僕はそれを目に当ててみた。
世界は悲しみ ....
知らない誰かが 僕に問い詰める
「平和な世界って どんな世界なんだろう」
一言 こう答えたよ 「誰も見たことのない世界」だと
楽な生き方だって 覚えたよ でも 強くはなれないよ
ここで語っ ....
ひとには
いいかげん許してやれよ
だなんて言って
ひとは鏡だ
めちゃくちゃ鏡だ
真夜中の夏
ちいさな雨
信号のいろ
セロファングリーン
にんげ ....
全力で恋をする姿が美しくて。
将来がどれだけ不安定なものか。
知ってか知らずか。
本当に素敵だ。
うらやましい、ね。
今度、恋をすることがあるのなら。
本気で命を掛 ....
恋の仕方を忘れてしまったようです。
ただ、一人のヒトを愛することでよかったから。
新しい恋を見付けるのも難解な問題です。
誰か思い出させてくれたら、嬉しいのですが。
1*
あなたとつきあっている
もっぱらの噂よ
そんな事実ないのにね
でも 知らないでしょう
そんな現実を求めている
私の姿を
2*
....
弱くなりたい。
弱くなりたい。
一人で居れる。
強さは要らない。
目の届かないところで 何度も僕は殺されていた
気づかないままでいられたら まだ歌を唄えただろう
誰が見るわけでもないのに 淡い紅の線を引いていた
覗き込む鏡もないのに どういうつもりでいるの ....
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