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息のする間もないように
時計の針は刻み続け
毎一秒を刻む
時の流れに抗うのは
気の遠くなるような
長さを持った後ろ髪
頭頂より背後に垂れ
足首より後方の闇へと
一直線に伸びる後ろ髪
....
向き合って生きるということは
剥き合って生きるということと言うと
皮を剥き剥きし合って生傷だらけになるし
逃げ惑う君を袋小路に追い詰めて
今にも死んでしまいそうな気持ちに追い込んで
そんな君 ....
愛されることに慣れてしまった僕は
不用意な言葉を君に投げかけて
信頼されていることに安心してしまった僕は
君を裁き続けることをやめようとしない。
ただ愛して欲しいと思う二人の人間が
....