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私は名付けられます
飼い主が逃げるたびに
何度も何度も 私の名前が変わります

今年も名前が違います
飼い主に左右されながら
今日を生きています

今日も此処に足を運んでくれて
フラ ....
その右の掌 その左の掌 {ルビ杯=さかずき}に似せて
差し伸べてみれば
その酒 その味わい 幸せの恵み
汲めば 掌の溝 幸せが埋まる

あの幸せ{ルビ購=あがな}えば その努力と引換え
喜 ....
昼間に紛れて 星が踊る
人混みに紛れて 星が転がる
想いを{ルビ鏤=ちりば}めて 星が{ルビ瞬=またた}く

一瞬でも失いたくない この{ルビ瞬=まばた}きさえも
永遠に戻らない一瞬 逆回転 ....
パンダの育児放棄
野放しのチビが{ルビ這=は}い{ルビ蹲=つくば}る
人工飼育はよく育ちます

エゴの刷り込み林檎
箱入り娘に丸飲みさせる
うちの子は従順です

叱るを忘れた小さな大人 ....
{引用=いつまでも眠ってるフリして
芝居が下手な君
普段よりも綺麗でしょ?
と語りかけるような唇

人差し指に水を晒し それを乾いた唇に引く
少しクセのある髪を 手グシで直してあげる
僕 ....
答えって一つなのかなぁ
答えは一つしかないのかなぁ
それって ホント探したの?

ホントにホント??

百人に問いて 九十九人が不正解
千人に問いて 九百九十九人が不正解
一億人に問い ....
何度も曇るガラスを拭いています
何度も涙を拭ってます

さすけね 人前では強く生きています
さすけね 一人でも強く生きて・・・います

さすけね 他の言葉を捜索願い
さすけね それしか見 ....
引き出し奥の赤の母子手帳
いくつかの頁が外れかかって
ホッチキスで繋いであげる

畳に寝転びながら黙読
出生時刻 午前9時26分
素通りしていた時刻を意識する

おめでとう!と言おう
 ....
どこにでもある平凡な幼稚園に
桃色ペリカンが園庭に降り立った

言葉が話せなくても
心と心が繋がっている
電車の連結のように

桃色の背中に園児の両手が
園児の背中に園児の両手が
ド ....
今日はどのお部屋をお使いになりますか?
さぁ お好きな鍵をお持ちください

氷山のお部屋で    心を鎮めてください
木漏れ日のお部屋で  心から微笑んでください
情熱のお部屋で    夢を ....
ZEROになってしまった
プラスじゃないけれど
マイナスでもない
また始めるための 目盛りZERO

雑音を無にして 始点を裸足で立つ
他人の物差しは要らない
1目盛り1目盛り 心を打つ ....
一生に一度 誰もが てっぺんに登りたいと思う
私もその一人だった
そう信じてた

だが てっぺんに長期滞在するほど体力は無く
高山病になってしまうかもしれない
私は柔である

居座る欲 ....
空から数億の擬餌針が滑り落ち
傘が無いから 針に濡れて風邪をひく
鱗のポケットからポロポロ
小魚たちの夢が零れる

海に落ちた流星は涙色
しょっぱい涙が海に混ざる
夢破れた星屑 水底にあ ....
何処の世界へ行きたいですか?
花がたくさん咲いてる世界ですか?
笑みが溢れる世界ですか?
愛される世界ですか?

本当に行ってみたい世界は?

行ってみたいのは 差別のない世界
行って ....
いつものブラックでは淋しげだったから
表情のない顔に何か落としてみたかった
今日は気まぐれで角砂糖一個

  ポツン

    呟く音が聞こえてくる

ちっちゃな輪っか 中くらいの輪っ ....
悔しさを葬りましょう
妬みを葬りましょう
痛みを葬りましょう
虚ろを葬りましょう

焼香しましょう
昇降機に乗せましょう
乗り切れます乗り切れます
ブザーは鳴りません あっ ....
濁流から逃れた君は空を仰ぐ
散っていった者は悔いがあるだろうと
ひとりぽっちの青年は いつまでも呟く

気休めの暗示も
上っ面のヒューマニズムも
しだいに溶けて何も残らなくなるだろう

 ....
海岸線を見下ろす道標
明日に伸びるシルエット
月光が恋路を浮かび出す

浜辺の貝殻に未来を尋ねたら
静かな微笑みが聞こえ
入江の人魚に将来を尋ねたら
大切な涙を分け与えてくれた

波 ....
『その木は邪魔だから切り落とすの』と
インテリぶった女が斧を振る
総ては解決済み

『雑誌は如何ですか?』と
差し出す薄汚れた手を
インテリぶった男が振り払う
総ては解決済み

いら ....
打つ手ては一つか
綱渡りか定石か
四方八方 袋のネズミ
いいえ ゲームはこれから

石は見ている
白い帯が待ってる
怪しい酸鼻の予感
吹き溜まりも待ってる

たたら たたら 地をな ....
君はどこの子?オマケの子
子にオマケは無いンじゃない

だって ついて来たンだもん
今夜のお味噌の具の中に
八百屋でカブを買ったのさ

薄明かりのキッチンで
慌ててピョコッと隠れて ....
赤い軌道をひとり歩き
真っ直ぐに日は照り
真っ直ぐに日は沈む

何故 そんなに真っ直ぐな道を進むの?
何故 ひたすらに真っ直ぐ貫くの?
何故 規則正しく礼儀良くするの?

疲れないかな ....
眠れないオバケが僕を襲う
暗幕が強制的に教室を隠す
真っ暗闇のインスタントな森
ここはオバケ退治には効果なしだ

むしろ僕は 目が冴えてしまってる

眠れる子は 1,2,3でスヤスヤ
 ....
燕の背中で寝そべってたら
太陽が睨んできたので
にらっめこの勝負をした
俺が勝ったので
太陽に筆ぺんで落書きしてやった

それを見ていたボーイング737が
調子こいてバク宙してきた
飛 ....
本当の名前を言えないジレンマ
本当の母国を語れないモドカシサ
近くても まだ果てしない この「くに」

本当の祖国(クニ)を悟られた瞬間
本当の祖国(クニ)を見透かされた瞬間
法という名の ....
遙か空の上で泳いでる君を
地上に立つ僕は寂しいなんて思わない
だって白い大地が映してくれるもの
鏡の中の君が本当の君でなくても

息継ぎなしで一気にターンする君は
ワールドレコードを狙うか ....
握りつぶしたグラスが紅く染まる
砕け散った欠片を投げつけ
黒夜が悔しさを呑み込む

舞い上がる幾粒の星が
私を紅く照らす
掌の紅が悔しさの証

見えない包帯
ビル風の手当
今夜だけ ....
林檎の皮むきをしながら
ラジオに耳を預ける

流れるのは
老介護の身の上相談

※人が呆けるとは死の瞬間を
少しでも麻痺させてくれる。
だから、呆けることを
決して恐れることはない。 ....
ありふれた朝の七時四十五分
海色のバスに飛び込む
朝は深海のように まだ肌寒い
青天井に吸い込まれそうだ

挨拶代わりに
春のオレンジが目にしみる

ターミナルまでは十五分  ....
大空を羽ばたこうとしても
大きなスクリューに巻き込まれ
身を落とす者も少なからず

ターミナルの待ち人は露知らず
搭乗機のディレィにイラつく


大海を泳ごうとしても
大 ....
吉岡ペペロさんのsubaru★さんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネーミングライツ- subaru★自由詩15*11-6-20
両手一杯の幸せ- subaru★自由詩7*11-6-19
目立たない星- subaru★自由詩8*11-6-18
流行- subaru★自由詩11*11-6-14
眠ってる君- subaru★自由詩11*11-6-13
答えは一つじゃない- subaru★自由詩6*11-6-12
さ・す・け・ね- subaru★自由詩8*11-6-8
一日一回の祝福- subaru★自由詩8*11-6-7
ありがとう_桃色ペリカン- subaru★自由詩11*11-6-6
予約の要らないホテル- subaru★自由詩8*11-6-5
ZERO- subaru★自由詩6*11-6-4
てっぺん- subaru★自由詩8*11-6-2
諦めを知らない小魚たち- subaru★自由詩4*11-6-1
本当に行ってみたい世界- subaru★自由詩13*11-5-31
珈琲- subaru★自由詩4*11-5-30
葬りましょう- subaru★自由詩8*11-5-27
ひとりぽっちの青年- subaru★自由詩8*11-5-25
恋路- subaru★自由詩5*11-5-21
根株- subaru★自由詩6*11-5-18
ゲーム- subaru★自由詩4*11-5-15
君はどこの子?オマケの子- subaru★自由詩7*11-5-11
赤い軌道を歩く- subaru★自由詩9*11-5-10
昼間のオバケと先生- subaru★自由詩4*11-5-5
空での出来事- subaru★自由詩3*11-5-1
TABOO- subaru★自由詩2*11-4-26
天空の鏡- subaru★自由詩5*11-3-23
黒夜と紅と包帯- subaru★自由詩2*11-3-20
呆ける- subaru★自由詩2*11-3-5
ターミナルまでの15分- subaru★自由詩2*11-2-15
少なからず、擦れ違う- subaru★自由詩3*11-2-14

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