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さらりさらさら、刻の砂
さらら、今日の出口は見つからず
さらり、昨日の砂は無い

時計のなかでは
あどけない頬が
片隅にほんのりと笑っており
記憶の岸辺に
くすくすと
無邪気な声 ....
窓硝子を挟んで
浅い春は霧雨に点在し
わたしに少しずつ朝が流れ込む

昨夜見た夢を
思い出そうと
胸を凝らしたら
微かに風景が揺れた

なかば迷子の眼で
周りを見渡 ....
七味とうがらしさんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
刻の砂- 銀猫自由詩14*07-12-27
朝の名前- 銀猫自由詩37+*07-3-12

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