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人の為に詩を書くなんて
気分が悪い
それは自分に自信が無いからだ
もっと勉強すればきっと自信もつき 上手くなるはずだ
そうすれば胸を張って人の為に詩を書くことができる
無限の創造 ....
きみと今日はどこへ行こう
みかんの木のあるあの公園がいいかな
ときどきすれ違う人と挨拶したりして
歩きながらアイスでも食べようか
くすっと遠くで笑うきみを見つけ駆けた
きみを誘ったあたた ....
いつか君の病気が治ったら
どこにでも行こう
そのときまでに俺は
いろんなところを見ておくから
いつか君の病気が治ったら
カンパイしよう
缶ビールでいいよ
もう薬はいらない ....
あなたは眠る
外では世界の一部が
崩れ落ちているけれど
あなたは誰も見たことのないであろう
天使のような顔をし、眠る
あなたの眠りは
あなたに触れるほんの少しの空気を溶かす ....
瞳閉じて
ゆっくりとおやすみ
瞼の上に
天使を乗せて
あなたのぬくもり
あなたの愛しさ
あなたを抱きしめる
手の中に命を
瞳閉じて
ゆっくりとおやすみ
....
小腹が空いたから冷蔵庫を開けたら
美味しそうなプリンが目に飛び込んできたから
手に取りスプーンで味わっていたら
バスタオルを肩に巻いたあなたが
「プリンはどこ?」って聞いてくるから
「あれな ....
バイト先に君臨する
みんなが女王と呼ぶあのお方
いつも凛として
一喝一瞥で皆震えあがり
誰も決して逆らえない
でも私は知ってるの
彼女が?クチュン?って
可愛いくしゃみを ....
国語の時間は書く事が多いから
鉛筆は休む暇も無い
消しゴムは特に仕事がないから
筆箱の中で一休み
社会のテストは筆記が多いから
鉛筆は休む暇も無い
消しゴムは特に仕事がないから
筆箱 ....
日の光で目が覚める
時計は正確な音を刻み
私はいつものようにお湯を沸かす
全てはいつもと同じ
ただ心が苦しくて
大好きな紅茶の味も
ちょっぴり苦い
連絡をすれば
笑顔で来てくれ ....
昨日昼から降っていた雨は
夕方には局地的にひどくなったようだ
たいした雨に遭わずに帰宅できたが
天気予報を見忘れて傘を忘れて出かけた
当然雨になるなど知る由もなく
憂鬱だった昨日午後 ....
雨だか雪だかが降ってて
でも、そんなことどうでも良かったんだ。
流れる音も聴こえない。
触れることもできない。
冷たいとすら思えなくなって、
もうなんか、降ってるのが雨だろう ....
星は遠く遠く空の向こう
手なんて全然届く距離ではないのに
ひとつ星が空を駆けたとき
捕まえられるような気がしたんだ
でもそれは夢の中の出来事にすぎなくて
当然星なんて駆けてもいなくって
....
愛の罠
何時の事
嬉しい思い
遠慮しながら
思い出す過去を
貝の音
軋む空間
靴音に怯え
喧騒を好む人
鼓動が聞こえる
囁く声
静かな日
涼しい風音
精神を病む君
....
手をつなぐ行為は
お互いが求めるから好き
肩を抱いたり
腰を抱いたりするのは
ほら
片側からの求めた行為だから
今日も手をつないで歩こう
いつも手をつないで歩こう
ずっとね
....
長い針がてっぺんで止まって
からくり人形が踊りだすように
季節は正時を知らせないので
私には夏と秋の境目が分からない
午後いつものように並木道を通ると
すっかり中年になった白樺の深緑
....