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明日雨は止むから
もう少しだけ
待ってくれないか
そう言って
鍵を閉めたのは
君だったのに
君、だったのに
絶妙に見えない
位置関係で
勝手に進んで行くのも
君な ....
こたつの中で
何本もの足たちが
陣地を取り合っている
頃
まどろみはそっと
瞼をノックして
心地好い終わりに
私を包もうとしている
目をしばたかせて
現実を直視
....
雨玉が
降り続く広野を
私は優雅に
疾走している
限り無く視界は閉ざされ
何も見えていない
いないのに
私は
限り無く優雅に
疾走している
後ろには
顔見知りが ....
ふと
見上げると
ゲル状になった空気と
鉛になりそうな空と
にらめっこになった
僕は向こうの
ビールの看板を見たいのだけれど
そういう訳には
いかないらしい
....