すべてのおすすめ
無数の昨日を数えながら
この部屋はまた心を殺すのでしょう
抗えないものがあることを知った
見飽きた静寂の彼方に

戸惑いの群集の群れ
その対岸に向けてのクロール
悪魔に尻尾を掴まれたまま ....
美しが丘5丁目の
Y中学校脇の坂道の頂上で
朝日を、夕焼けを、月を、
もう10何年も眺め続けた
朝日は時に足取りを重くし
夕焼けは時に涙を流させ
月は時に孤独を連れてきた
それでも今日も ....
俺のスペアが要らないように

お前のスペアも必要はない
あなたが生きているというだけで

泣くことはもうやめました
誠実な嘘で騙してあげるから

死ぬまで一緒にいてくれないか
あの夏の日の遊園地
父に風船を買ってもらった
赤くて丸くて
自分の顔より大きいやつを

風船を手に
浮かれてはしゃぐ私を見て
父は「手を離しちゃ駄目だよ」と言った
私はこくりとうなずい ....
外はもはや灼熱の花園であり
煮えくり返った脳味噌とハラワタが
ヘドロになって飛び出し
それを食らう人間の顔をした腐った豚どもが
この世のものではないようにあまりに美しく
私はそれに ....
すべり込みセーフで

ベースの上を駆け抜けろ

たとえ誰かが

試合の終わりを告げたとしても
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ

例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
モデル崩れで夢遊病持ちのレイナは
月も眠りについた真夏の夜に
四角い空に星を張り付けて回っている
いつか自分も星になれると信じていたけれど
最近は慎ましい結婚に憧れたりもする

プロボクサ ....
小原あきさんの快晴さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の病- 快晴自由詩908-1-2
5丁目の坂- 快晴自由詩1307-10-29
スペア- 快晴未詩・独白307-10-25
枯れることを知る- 快晴未詩・独白507-10-22
プロポーズ- 快晴短歌707-10-20
赤い風船- 快晴自由詩4*07-8-18
楽園- 快晴自由詩1*07-8-9
すべり込みセーフ- 快晴自由詩6*07-5-31
それでも地球はまわり続ける- 快晴自由詩9*07-5-19
太陽を待ってる- 快晴自由詩9*07-5-17

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する