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深く 長い髪の
水脈は 静かに 拍動する

たたえているのは
浄化の記憶

プルトニウムの鉱脈の下
暗く 白く 透けて
目のつぶれた白色の生き物
メタモルフォゼの呼吸

湖水の暗 ....
春の水を取り
渓流に足を浸すと

新緑の夏は 
そっと 足元を潤す
木漏れ日の交響を 響かせて

汗 拭く 額は生きつづけた

未だ来ぬ 時を
遡行する 魚にたとえ
君は詩を 夢 ....
境界のあやふやな 一日は
爪の間から 鱗が生えてしまう

空をつかむ その指には
退行の刻印のニキビ跡

  夕暮を透かして 茜色
  山の稜線が
  青く 遠のく
  空に雲は置か ....
秘められて
冷ややかな 驟雨に
浄化の断片は 陽性を示す

振幅の激しさは
吉祥の香
雨の甘き 音

又 驟雨 来ぬ

ヒイラギの曲線 美に
閉じ込まれた 世界 雫

垂れて ....
冥王星の外側に
準惑星が発見され
エリスと名づけられた

ギリシア神話の不和と争いの神なそうな

結婚式に招待されない腹いせに
「最も美しい女神に」と書かれた
黄金の林檎を宴の席に投げ ....
微動だにせず
私をのっめり
包みこむ
この体温のような 空気

体がてろてろのゴムのように伸びきって
あくびが地面にのたくる

開け放たれた こころ
ネコがゴロゴロ

この体温の ....
唸る 大空 
その飛翔を 速める 鳩

太陽は 今 南中
素早く たなびいて 雲

飛行機の残音
この 大空に 響き

風は 光の軌跡を 曲げ
大風 天を轟かす

太陽の光を求 ....
この太陽は 若く 
光が とっても 透明で
退廃や 停滞を 知らない

月と太陽が 見かけ上
同じ大きさに 見える 
神秘を 理解して

たおやかな 青空を 仰ぎ見る

光を 両の ....
今日を 眠る
凍えた 冬枯れ
落とした 夏の日々

ゴツゴツ か細い枝

そして 冬を空想の豊饒で眠る
微動だにしない 

脳神経のフラクタル 木々の骨
ポーズを決めたら 風に答え ....
小原あきさんのアハウさんおすすめリスト(39)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地下- アハウ自由詩707-5-24
渓谷に乾いた音が響く- アハウ自由詩907-5-22
片鱗- アハウ自由詩807-5-22
驟雨- アハウ自由詩807-5-19
惑星エリスに捧ぐ- アハウ自由詩907-5-16
てろてろの空気- アハウ自由詩707-5-13
太陽の光を求めて- アハウ自由詩707-5-12
この_太陽が- アハウ自由詩907-4-27
木々の秘密- アハウ自由詩307-1-16

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