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私は眼鏡をかけてよく負ける、無重力を味わうかのように。
鳩尾に鈍痛が走るように、断腸のように、そのように。私の泣かない場所が、
糸巻貝のなかで爪を噛んで噛んでいる。私という肉はすぐに罅割れ、れ ....
千利休が七輪でツバメを焼いて食べている、
そんな絵葉書が一枚届く
彼女はそれを見ながらテレビ画面を舌で舐めている
その姿が、どことなく黄昏ていて
テレサ・テンの歌声とともに
無限増殖するスー ....
白い俎板のうえに
水洗いした秋茄子をのせる
遣い慣れた指先でまず、
縦半分に切ると
紫に汚れた
君は構わず
それを乱切りした
その一部始終を
彼らは黙って
観ている
あたしは、
綿のスカートを翻して逃げる。
誰もいない、
....
{引用=
くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが
よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
とじる かんかくを きく ....
くろに燻ったぼくのいかりと、きのうのゆめが
ちらかったなつのよる、小さなさんぶんをぬりつぶします。
くれよんとかえんぴつをなめて、蛍のうみをえがこう。
あじさいのはなびらが、 ....
一
寝息をたてている。
親父も最近、まるなったな。
福岡に住んでるとき、
一晩かけて車で京都に帰ってきて
舟岡山で大文字をみるのが毎年夏休みの楽しみでさ、
兄弟三 ....
東京、ぼくの見た東京
髪や服に滲みついた煙草と、酒と青春と
01/06/2007
イヤフォンは四六時中、質問を繰り返す
だから答えばかり眺めている
きみのいないところで
間違い ....
{引用=
しうしう、と
沈黙する。 アシッドに。
並んでいる 夜が逃げる、
山羊の、惰性と 六月。
女の乳房を噛む弦、
GとFを繰り返す
挑発 ....
ああ、今日も雲が浮んでいる。
青青と吟する空の重さに酷く狼狽し、暮れへ連ねてあるく。
おまえは「きょうもええ天気やったね」と暢気に
両手をうえに、背を反らせて伸びをする。
....
おおむぎの穂が、ゆれてる
ひかりやかげに、ゆっくりとけて
ぼやぼや、いまにもきえてしまいそうなくらい
クロード・モネのえ、みたいに
ぼくら、ぼやぼやしている
ぼくら、相田 ....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する
丹後半島の
夜明け
海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる
髭の男が少年や
座礁した五月
白身のま ....
山鳥は、
語りえない
ゴム、しゃぼん
せかいは いとも
かんたんに
喧嘩する
きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
ぼんの せかいは 簡単に
....
{引用=
金色が たおれる 欠伸が 蔓延する
蛙のうた こもる ねむれない 五月 日々の罅に 滲む
ゆううつの 書物 ふあんていの音楽
刺身 ....
こわれた、かぜを
かぞえている
とめられないから
ぼくには
ひとーつ、
ふたーつって
やわらかいところから
ふいている
こわれた、かぜを
....
小原あきさんのはらだまさるさんおすすめリスト
(15)
タイトル
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カテゴリ
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日付
私、散る
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はらだま ...
自由詩
12*
07-10-27
ボブソン
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はらだま ...
自由詩
10*
07-10-1
茄子
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はらだま ...
自由詩
8*
07-9-14
FREE_FORM
-
はらだま ...
自由詩
21*
07-7-31
hibiki
-
はらだま ...
自由詩
16*
07-7-10
やせいのなかでおどれ
-
はらだま ...
自由詩
25*
07-6-30
ダブルクリップ
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はらだま ...
自由詩
14*
07-6-20
東京無音日記
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はらだま ...
自由詩
32*
07-6-8
yubisaki
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はらだま ...
自由詩
16*
07-5-31
醜い雲
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はらだま ...
自由詩
27*
07-5-25
印象派
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はらだま ...
自由詩
19*
07-5-24
密漁
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はらだま ...
自由詩
29*
07-5-21
ゴム
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はらだま ...
自由詩
38*
07-5-10
hibi
-
はらだま ...
自由詩
34*
07-5-2
こわれた、かぜ
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はらだま ...
自由詩
17*
07-4-24
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