すべてのおすすめ
使い古したような
ソファーに沈みながら
ゆっくりと
足をばたつかせる
 
水中散歩でもしようか
その、一言が
恥ずかしくて言えないまま
そっぽを向いている
 
 
君はきっと
 ....
空に浮かぶ
小さな、輝きたちを
指先でつまんでは
ごくりと飲み下す
 
たくさんの色で
彩られた私は
いつか、同じように
あの空に浮かぶこと
 
夢、見ている
 
 
**
 ....
夕闇に
小鳥が影を落とす頃
灯りが灯り始める
家々
 
眠たげに瞬いては
輝くその灯りに
吸い込まれるかのように
人々は
家へと足を向ける
 
 
灯りに向かって
話しかけて ....
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
 
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
 
 
ここは海だろ ....
ステンドグラスが光る
クラシカルな部屋で
私は無言のまま
珈琲を含み
ケーキを頬張っている
 
鏡張りの壁に
もたれ掛かる身体は
きっと、もうすぐ
溶けてしまうのだろう
 
 
 ....
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると


翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく


さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ....
母が
「愛してる」、と
言った 父は
 
私を見ながら
「愛してる」、と
言っている
 
 
その私は
貴方に
「愛してる」、と
言って
 
貴方は
悔しいけれど
愛犬 ....
融解温度を
とうに超えて

まだ
爽やかな香りを
装ったまま

2人
抱き合ってる


例えるなら
ベッドは鍋

2人を一つにする

ある一つの
装置


言葉 ....
やたら愛したいと
願った朝に
透き通った
感情が薫って
 
くすぐる
(柔らかい、場所)
 
 
それはきっと
一粒の涙よりも
純粋で
濁りきった
 
色で
(それは、透 ....
鈍く 深く
光り出す、碧に
そっと手を伸ばして
触れる

小鳥たちが歌う
「ねぇ、今日は」
もちろん
これは想像の範囲内
なのだけれど


まだ
あの白は

寝ぼけている ....
千波 一也さんの山中 烏流さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メルティ- 山中 烏 ...自由詩12*07-7-25
創書日和「星」_星願- 山中 烏 ...自由詩13*07-7-8
灯り- 山中 烏 ...自由詩9*07-7-6
創書日和「窓」__そらうみ- 山中 烏 ...自由詩32*07-6-22
喫茶店- 山中 烏 ...自由詩11*07-6-19
あいうえお短歌- 山中 烏 ...短歌9*07-4-29
ばとん- 山中 烏 ...自由詩2*07-4-6
sweets(まぁまれぇど)- 山中 烏 ...自由詩307-4-4
まどろみ- 山中 烏 ...自由詩107-4-2
よあけ- 山中 烏 ...自由詩407-4-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する