淡き恋月を浮かべし君の瞳に {引用=
伝えたいことがないけど帰らない 歌う自由が僕にあるから}


ギロチンが雨の代わりに降る夜に野外ライブは実施されない


陽の当たる時間短いこの国はかいわれ大根生えたス ....
この曲を聴いてる時は思い出に浸ってるので君も邪魔です


伝えたいことを伝える旋律を奏でられたら言葉にできたら


メロディーがたゆたうヘッドフォンをつけ人波にのり ここ以外へと

 ....
おかもと君は
わたしの初めての人に
なってもいいと思ってたのに
夢ばかり語って
てんこーして行ってしまった
手紙を書くよと言ったきり
年賀状もこなかった

おかもと君の夢は
とほうも ....
あの日から何年経っても思い出す1月10日生まれの人を
 
 
始まった理由なんかがあったのか、実は未だに終わってないとか
 
 
隠れ家で待ち合わせして何をする訳でもなくまた携帯を見る
 ....
離れてもなお離れ得ぬ漠鬼かな



つむる目にひとつこぼれるななかまど



つむる目の光のなかを去りゆく背



己れから己れあふれる獅子頭



さ ....
あけぼのの空に手を振る枯れ桜

光る目とちいさなおててでおとそ飲む

境内でおしくらまんじゅう五円投げ

しめなわのみかんを取って吹き抜けろ

朝帰りコンビニ明かりが目に痛い

北 ....
以前詠んだ短歌200〜215からいくつか

追おうとも追いつけなかった美少女も今見てみれば線が太すぎ
(OB戦の折込み有)

幼顔思い起こさす微笑するいい男には先手必勝
(OB戦の折込み有 ....
職場にとても変わった人が入社してきた。
出張者の手配をする仕事。
ひたすらJRや飛行機の発券をする仕事。

そして彼女は
聞いてもないことをよく言ってくる。

「わたし、電車が大好きなん ....
僕の心臓から生まれた鳥は
灰色の雲に追われ

君の掌から咲き出した花は
昏い出窓でうなだれている

悲しみと苛立ちに
覆われたこの星で

空々しい挨拶など
悪魔に食わせるしかないさ ....
只 なんとなく

ただ なんとなく

そっと手を

伸ばしたんだ
「あなたあなたあなたあなたあなた
貴方貴方貴方貴方貴方貴方」

みんなうるさい
黙れ

一人ぼっちしか知らないにんげんは
どうすればいい

愛する感覚は強烈に知ってる

でも愛さ ....
にせもののうたを歌おう
にせものしか歌えない僕は
いつもいつもにせものに助けられたんだ
確かに僕は、にせものを恨んだこともある
にせものに悩んだこともある
これでいいのか、こんなのしか歌えな ....
haruさん「約束」

http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=98460

たった三行のショート・ポエムなのに、読んだ瞬間から心を捉えて離さない。
 ....
 昔、ネットである人の書いた作品を読んでいたく心傷ついたことがありました。
 数首の短歌が書き込まれていて、一つは我が子の靴を見てその成長を思う、といった内容の歌だったのですが、そのすぐ次に書かれて ....
白鳥のくび憂鬱な長さなり





          一九九五年一二月二六日
手袋を脱げばやさしき少女の手





          一九九五年一二月二六日
意地悪を言ひたくなるの冬の薔薇





          一九九五年一二月二六日
古たぬき


冬の我が身を


苦しめん
黒犬が冬連れて来る稲光


落武者とロボット深夜感電死


君緩めるなかれスピード!スピード!


落ちてゆく背骨を走る重低音


手裏剣の尖ったところで指を切る


海 ....
E線の震え鳥肌一人の夜


水たまり鳩の屍骸の燃える音


朝焼けの重い銀色2号線


街路樹に木っ端微塵のメルセデス


これも毒あれもまた毒グミキャンディ


青 ....
ささやかな月見に添えて萩の花


追憶の星をかたどる紫苑かな


金木犀夕暮れ色の香り漂う


青空に背筋伸ばして吾木香


秋桜や乙女心にそっと揺れ


地に落ちて褪せ ....
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