すべてのおすすめ
吹雪いていたその日
子供のころは犬になって走り回ってた
溶けかけた雪膝が骨を出しては
小さく苦笑い
だんだんと汗を拭い
だるまもう少し頑張れ
頑張れと強く息を吐き
雪が降る雨になる ....
聞き捨てた
島へ渡る船なんて知らないから
僕らは港を探しに歩いていたんだ
見たこともない白い浜辺
ただひたすら国道のガードレールに沿いながら下る
海は眩しくてずっと近かったから
額から ....
たったひとつの科白で終えるとき
誰もいない薄暗い部屋を飾ろう
もし手向けられるならば
二度と咲かない蒼い薔薇がよく似合う
使われない硝子が棚の底に
染み付いた煙は放置され
黒い黴が支配 ....
吸い込んだ息を見えないまま吐き出した
手をかけられてはふくらみ
手をかけられては萎む
ひとは風船のようなもの
涙は何れ枯れるって
あれはうそです
歳をとればとるほど些細な事柄が胸に凍みてきて
それには
深い傷痕の縫い目を自分に重ね合わせたり
生きものの
生きものたちの還る姿が地 ....
生田 稔さんのアラガイsさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だるま寒い中ごくろうさま- アラガイ ...自由詩8*16-1-20
海をわたる「残光2015」- アラガイ ...自由詩18*15-4-20
終幕の薔薇- アラガイ ...自由詩16*13-9-17
今日の歳時記_(__)- アラガイ ...自由詩3*11-10-20
涙イコールせっくす- アラガイ ...自由詩10*10-12-28

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する