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刹那に切り取られた空の下で
泣いてしまう
言えない、沈黙を守ることに慣れきって
つくしが放つ胞子に含まれる
かすかな憂うつ
あなただけでも
わたしだけでもない
春はいくつもの ....
今夜はブルーベリー酒で、一杯
甘ったるいお酒が好きです
そうして甘ったるいことばを吐く
大した意味などないけれども
わたしは甘ったるさを舌で転がしては
その中に辛さを味わおうとする
....
海岸にたたずむと
なぜだかいつも
雪がふる
手のひらに
結晶の一つがのると
出会いだ
と勘違いしては
スーッと溶けてゆくと
別れだ
などと悲しがる
雪がつもり
薄っすらと ....