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傷つけられた一言を
あとから何度も
思い出す
{ルビ酌=く}むべき意味が
あったのかもしれない、と
一人でそっと
思い出す
けれどもそれは
あらたに痛みを増やすだけ
やっ ....
不自由は
ひとつの自由の答えだろうか
迷いと混ざり
散りゆくひかりを
なつかしく嗅ぎ
瞳をほそめる
夏の滲みの
あふれるかたわら
両手にかぜを伝わらせ
海 ....
きみがまだ制服だった頃
わたしも同じく包まれる身で
あの毎日が示した未来は
いまも変わらず
ふしぎな熱です
肩掛けかばんは
いちりんの花
種という名に奔放に
....
呼吸するすべなど誰も教わらない駆け出す夏はどこまでも海
鍵盤を戸惑うような告白が胸をすみかに未来へ渡る
横顔にかける祈りもつかのまに夢から夢へ原理をつなぐ
....
通り雨を
息継ぎしながら
ぼくたちは急いでいた
離れることを
急いでいた
手のなかの熱は
次から次へ
一秒後
つよくなろう、と
{ルビ翳=かげ}りをひそ ....
祝福のことばには
飾りたがりの
性分があり
僕はまだ
あこがれの盛り
あなたの階段が
あたらしくなった日も
僕は
初夏の匂いだっただろう
あいも ....
五月のかぜを渡るとき
遠いひかりは
よみがえる
あおたちの名の
車輪のなかで
一斉に
いま
みどりはかえる
日にかわる
かじかむばかりの
指だったのに
いつ ....
キヨカパパさんの千波 一也さんおすすめリスト
(7)
タイトル
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千波 一 ...
自由詩
6*
08-6-19
波音
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千波 一 ...
自由詩
7*
08-6-18
制服だった頃
-
千波 一 ...
自由詩
10*
07-10-23
◆もぎたての夏
-
千波 一 ...
短歌
10*
07-7-18
飴細工
-
千波 一 ...
自由詩
21*
07-7-11
未完成
-
千波 一 ...
自由詩
14*
07-7-1
面影
-
千波 一 ...
自由詩
30*
07-5-28
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