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しめやかな午前 ／

温まらないエンジン
背負い込んで
缶コーヒー中毒者の
重い足取り

煮え切らないナビ
ぶら下げて
揮発しそうな生活者の
白い排気ガス

走れ
せめて　.... スイートピー （門出）


予感の種は忘れた頃に発芽して

思いがけない場所に花を咲かせる

淡い花びらのような羽を広げた

君を笑顔で見送れるだろうか





スノー　.... ＜髪＞

額にかかる倦怠を

耳元でうねる躊躇を

きっぱりかきあげて君は

さらさらと綺麗に笑った


＜目＞

ホントを見過ごしてしまったり

ウソを見破れなかっ　.... 自分が何者なのか
まだ分からなかった頃
なだらかな猫背の丘の上の
手のひらの形をした大木によりかかって
毎日のように雲を眺めていた
飽きもせずに眺めていた

いわしはうろこが剥がれた　....

1486 106さんのnonyaさんおすすめリスト（4）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ＡＭ_/_ＰＭ	- nonya	自由詩	17*	09-3-28
花言葉四行詩_＜４＞	- nonya	自由詩	8*	08-12-6
からだのおと	- nonya	自由詩	8*	08-8-5
雲をつかむような話	- nonya	自由詩	9*	08-8-2

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