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受け腰な毎日は手持ち無沙汰なので
ぼんやりマフラーを編み続けています

細編みに飽きても
他にすることもないので
マフラーはどんどん長くなって
作り目は遥か彼方

これはプレゼントだっ ....
煙草に火を付けてから
山盛りの灰皿に気付いた
これで今日何本目だ
いつからこうして待っていたのだろう
天井を燻す煙を見つめる

待っていたものはなんだ?

惑星と呼ばれなくなった遠い星 ....
たくさんの花に囲まれた君の目は
もう世界を映すことはなくて
みんな涙を流した
毎朝サイネリアに水をやる私の為に
泣いてくれる人はいない

君はうつくしいままの姿で
永遠に飾られる
私は ....
貴方が笑うから私は怒ってみせる
茹でたパスタで曇った眼鏡の向こう

チーズが嫌いな貴方のせいで
カルボナーラが食べられない
できたてのナポリタンをほおばって
赤い口ひげを二人でつけた

 ....
温もりでとろける
絡まりあった指と指
暗い部屋に響くのは
ノクターンの寝息

人はこれを幸福と呼ぶのでしょう

欲しているのはここにはない指で
せめて夢の中ではと
瞼を閉じる
見え ....
1486 106さんの木村きむさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
感謝して恨みます- 木村きむ自由詩218-2-22
○○を待ちながら- 木村きむ自由詩218-1-30
餞の嫉妬- 木村きむ自由詩218-1-20
とある一日- 木村きむ自由詩318-1-18
充足感と破壊衝動- 木村きむ自由詩418-1-17

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