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あのころ
まちの高台からみえる風景が
わたしの世界のすべてだった
背がすこしのびて
世界はどんどんひろくなり
わたしはどんどんちいさくなった
くるしいことも知った
かなし ....
泣きそうになったこととか
そのおもいとか
もらったことばとか
なんだか忘れたくないいろいろなものが
あふれだしていくのがむしょうにさみしくて
消えてしまいそうな感動を
すこしでもあたし ....
ビーズをつないでたテグスが
ぷちん、と切れた
こう、だから好き
こう、だから嫌い
そんな風によのなかを
ふたつに分けることが出来なくて
ひとつぶひとつぶ拾い集めては
かなしくて
....