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秋の野に草冠をそっと載せ誰もたたえぬここは萩国

五芒星わたくしの摘む紫の桔梗を君は星だと教え

撫子はまわるまわるよ幼子の見つめる先でかざぐるま

日が経てばすすきの紅い穂もはじけシャン ....
つじつまを誰かが合わせてくれるのだろう、この人生の終わりに

とりあえずしつけ糸で縫い付けるそこが予定であるかのように

始業式の朝ともなれば小学生が憂鬱のつじつまを合わせて行く

一時間 ....
はじめての電話口での溜め息は
恥じらいながら憧れの色


「何色か聴いてみたいなきみの声」
「歌った声に似ているみたい」


話す声は低いのに不思議だよね
愛(かな)しがる声は高くな ....
あんなことこんなこととかあったねと笑いたいけどまだ無理かもね


つい先日わかったことだ板チョコは二人で分けたほうがおいしい


日曜はカレーの日って決まってて玉ねぎ相手に痛み分け ....
しおからい肌のおもては なまぬるく うらがえしてもどこか遠くて 冷蔵庫ゆっくり冷えていくものが光のような気がしてならない



やっと今一人で立てた足元にいろんなものが這いのぼってくる



ゴミ置き場月光に散る貝殻が泣いてるまぶたに見えなくもない ....
残飯を
あさって夜に
うろついた
十九の夏が
蘇る夏
 
 
目を開けた
まま眠ってる
アパートの
水槽の部屋
見知らぬ魚
 
 
冤罪で
 しょっぴかれたく ありません

  男子専用車両をつくれ
板谷みきょうさんの短歌おすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の草によせて- そらの珊 ...短歌1112-11-2
つじつま- そらの珊 ...短歌712-9-4
色と声- たちばな ...短歌1312-2-10
土曜日はひとりで梅酒- 苅田由枝短歌9*10-9-11
抱き合う- はるな短歌710-5-23
さみしさで貧血- ふるる短歌26*10-5-21
追憶の蝉- TAT短歌3*10-5-3
- 小川 葉短歌410-4-30
あだると_14- 北大路京 ...短歌5+*08-2-22

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