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あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった


差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ....
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた


立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃


駆け上が ....
  ヘンリー 私の膝の上でお眠り
  窓辺に当たる雨の音を聞きながら
  
  時々は 可愛い耳をぴくんとさせて
  解った振りをしてくれれば いい

  ひとり言を 話すから

 ....
渡 ひろこさんの千月 話子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私達の美しい獣- 千月 話 ...自由詩25*09-4-15
「青い春」と呼ぶ- 千月 話 ...自由詩14*07-10-19
輪廻の雨- 千月 話 ...自由詩24*07-6-15

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