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耳に雨音
瞳に滴
触れるたび
肌はやわくなってゆく
身じろぎもしないで
硝子一枚に隔てられて
雨に囚われているのだろう

雨を除ける力など
もってはいないから
ここでじっとしている ....
続いた雨の音階は消え
訪れた静かな夜
問うこともせず
答えることもなく
過ぎてゆくだけの影に
狭くなる胸の内

満たしていたもの
耳に慣れた雨音と
肌に馴染んだ湿度と
それらの行方 ....
渡 ひろこさんのLEOさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紅い魚- LEO自由詩34*07-7-15
真夜中に沈む月- LEO自由詩33*07-6-26

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