すべてのおすすめ
日を追う毎に
わたしの頭は
軽くなってゆくようです
わすれていくのだろうか
こんなにも容易く

赤信号が青に変わり
裏路地は繁華街になり
たった今あったものが
次々と消えてゆき
 ....

ひとあし歩くごとに
わたしの身体からは石が落ちます
からからに乾いた石は
薄い色をしています
わたしはそれを
さらさらかちかち と踏みしだき
疲労し続けましょう
名 ....


最近
妻が出来た
嫁を娶ったのではない
わたしは女であるから

正確にいえば
嫁の方から勝手に来たんである

或る夜のことだった
四百円を手にちゃらちゃらさせながら
 ....

曖昧に舌を含んで
ただ笑った
あなたの考えている事は解らないと
言われたから
悲しむだけの隙間も無くして
ただ笑った
薬は二週間分出たから良かった


フォークを持つと
人 ....
はじめまして
しょっかくもどきです
むしのあたまにはないけれど
さんねんめになります
ネコをみるのがとくいです
どこまでつづいているのか
ときどきふしぎになります
こんなわたしですが
 ....
お母さんお母さん

お父さんが

仮面なとんとかーにいじめられてるよ








まさしくんの

おとうさんがやられたよ



お母さんお母さん

 ....
一.

戦争を俺は知らないんだと はじめて思い知ったのは
キプロス島に ある朝突然逃げ帰った妻が いつか話した
占領の話 地下室の話 息を殺して
あいつが真似た マシンガンの ....
もしも詩が書けなくなったら
家族にも友人にも行き先を告げずに
ひとりで旅にでも出よう

もしも詩が書けなくなったら
滴り落ちるような真っ青な空を眺めて
言葉に置き換えずにそれを受け容れてみ ....
朽ちた栗の切り株のそばアシグロタケ
硬くて喰えないのだけど
それなりに旨いダシがでるらしいので
ちょいとひっくり返してみたら

みたことのない黒い甲虫がいて
鮮やかな赤い星を背負って
せ ....
みんな1.5リットルペットボトルいっぱいに
メロンソーダを詰めて来るなか
ひときわ量の少ないメロンソーダがあった

ぼくは、ほんの少し
なにか起きることを期待した
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
今日私は泣いた

哀しかったからじゃなく
辛かったからじゃなく
痛かったからじゃなく
私は泣いた

嬉しかったからともちょっと違う


ごろんと布団に仰向けで
片てのひらを片まぶ ....
ソファーにふんぞり返ってるすべての年上の男をライトセーバーで殺しに出かけたい
話し合いのテーブルにつく気はさらさらない
7兆円もらっても俺はお前たちを殺すことをやめない
お前たちの礼儀作法は常に ....
「す」よ、住め

「や」よ、住め


 す すめ、も   や すめ、も

 あたたかし。



「す」よ、澄め

「や」よ、澄め


 す すめ、も   や すめ、も
 ....
緑色の蛇になった私の左手は
悪魔に魂を売り渡そうと
日々 画策している

私の目を盗んでは
悪魔の行方を捜し回っている

赤く先の割れた舌をちょろちょろと出しながら
夜な夜な
徘徊す ....
百 かぞえるまで待ちなさいと
沈んでしまいそうな体が
それでも我慢できていたのは
逆に願いが無味乾燥していたからなのかもしれない


おぼつかない7歳の乗るブランコは
未来の重さを天秤で ....
笑う

もう逢えないから

上昇気流に乗って、すばらしいオオカミの毛皮が舞う
運河と気体は太陽がオレンジ色に染めた

黒髪を揺らした君の太ももは堤防の上に座り
回転する渦からは10 ....
うさぎは
「じぶんが
あいされていない」と
かんがえたので
みずうみに
みを
ひたしました

つぎのひ
ぽっかりとうかんだ
うさぎのからだをみた
どうぶつたちは
このようにしゃ ....
たぶんみんな知っている
本当は女のアレの中に男のアレが入っていないことや
男のアレに添えた手の裏側に白い液体入りのスポイトが隠されていること
つまり薄いに越したことはないけれども
丸見えを望ん ....
今晩は
充満していくケムリに
退治されてしまおうか否か、
迷っているところです。

景色が白っぽく見える
夢の中みたいな、
子供心に
胸がドキドキして居ますの。


虫がきらいか ....
女の人と女の人が会う時の
一瞬の刑務所

風船を割りたいんだ
少女が持つ赤いまるい風船じゃない
ガオレンジャーで配られる
青く反射して歯がむきだしに笑っている風船

きれいにする
き ....
 
 
 
 
ポンジュースが出るという噂と、狂おしいほどいつも通りの日々。例えば、そんな愛媛で風景している校庭が、東京の夕暮れの向こうにある。午後、水飲み場で、挨拶は永遠にすれ違っていく。す ....
最後の人が飛び降りたまま
裏返ったブランコの鎖が歪に静止している
翌日になれば元に戻される、それだけのこと
わたしは、もうずっと公園にいない
だから知らない


ブランコ ....
CARでゴー
念願の免許をとったら
CARで、
中古のシルビアで
ふくらはぎの綺麗な女を 轢きまくりたい
カーで。

どの路地でも時速100km
スピードで
カーで、
赤とか青とか ....
何も無い道を歩いているのに
さっきからカサカサと音がする

ああ
俺の心がカサカサなのだよ

そうつぶやいてうつむき歩く男
の背中を見つめる妖怪カサカサ

*

妖怪カサカサは
 ....
 昨日のうちに決めたことを翌日実行するのが
 正しい人間である
 その前に発表しなければならない
 私は人間である
 ドラ焼き型ロボットでもなければ
 餡子抜きドラ焼き型ロボットでも ....
 シルクハットの手品師は
 自分の姿を消しました
 種も仕掛けもなかったので
 もう元には戻らないのでした
 相棒の鳩は
 空を飛んでいます
 
  


 
 
 黒のシビックがガードレールに衝突して、
 道を塞ぐように停まった。
 フロントガラスと運転席の窓が割れ、
 皮ジャンの男がハンドルに頭を押し付けていた。
 血が流れていた。 ....
  
  急傾斜


 信号を待ってる間に
 何度も死んだ
 閉じたままの傘を
 飽きて
 植込みに投げ捨てた
 車が走っている
 牛丼屋のカウンターで
 白のロング ....
肉食のすずめさんの自由詩おすすめリスト(93)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わすれていくこと- 吉田ぐん ...自由詩1406-10-8
石と旅する- 吉田ぐん ...自由詩1206-10-8
妻の話- 吉田ぐん ...自由詩2706-10-6
びょ、ーき- 吉田ぐん ...自由詩1306-10-4
ファザー・グース(5)- たもつ自由詩22*06-9-18
仮面なんとか_と_なんとかライダー- 自由詩806-9-16
白樺とキャラバンと夏の予定と- 水在らあ ...自由詩44*06-8-28
もしも詩が書けなくなったら- 大覚アキ ...自由詩1106-8-8
黒い針金- 佐々宝砂自由詩706-8-6
〜■メロンソーダ世界選手権■〜- よだかい ...自由詩906-7-25
あ、じ、さ、い。- 水在らあ ...自由詩67+*06-7-5
なにもないうた。- まほし自由詩48*06-6-14
今日泣いた- 松本 涼自由詩1*06-5-18
馬野幹ダークサイド- 馬野ミキ自由詩12*06-3-4
ススメ・ヤスメ- 千波 一 ...自由詩10*05-11-13
不実な肉- 初代ドリ ...自由詩10*05-7-13
おねがいをしたころ- 祐伸自由詩205-5-8
もう逢えないから_笑う- 瓜田タカ ...自由詩13*05-2-16
さようならの一つくらい言えるようにはなっていたい- 煙と工場自由詩1305-1-17
モザイク- 古溝真一 ...自由詩1704-12-5
殺虫- かのこ自由詩4*04-9-5
お出かけ女囚- 山内緋呂 ...自由詩6*04-8-13
午後、水飲み場で- nm6自由詩19*04-7-22
公園にいない- A道化自由詩1804-7-16
CAR- 馬野ミキ自由詩6*04-4-27
カサカサ- ミサイル ...自由詩504-4-2
二塁ベースの経験- カンチェ ...自由詩6*04-3-28
消滅のしかた- カンチェ ...自由詩9*04-3-25
逆走- カンチェ ...自由詩104-3-24
シフトダウン- カンチェ ...自由詩8*04-2-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4